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古社寺
「古社寺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
古社寺の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「回想録」より 著者:高村光太郎
谷中の時分の弟子の中でよくなった人は殆とない。父はそういう弟子の為に気を配って、
古社寺保存の仕事に入れて、仏像台座を削ったりしてどうにか食べてゆけるようにしてや....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
見たい希望もあったことで、大変ためになり、また熱心に見たことでありました。その後
古社寺保存会の用件で、私は幾度奈良京都に出張したか知れませんが、この初旅の時が一....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
。 明珍恒男君は深川|森下の生まれ、初めは私の弟子で、後美術学校入学、卒業後、
古社寺保存会の新納忠之介氏の助手として奈良に行き、古彫刻修繕の方を専らやっている....
「妾宅」より 著者:永井荷風
説を書いて、その一節に三味線と西洋音楽の比較論なぞを試みた事を思返す。世の中には
古社寺《こしゃじ》保存の名目の下《もと》に、
古社寺の建築を修繕するのではなく、か....
「日和下駄」より 著者:永井荷風
いかん》となれば現代人の古美術保存という奴がそもそも古美術の風趣を害する原因で、
古社寺の周囲に鉄の鎖を張りペンキ塗《ぬり》の立札《たてふだ》に例の何々スベカラズ....
「法隆寺再建非再建論の回顧」より 著者:喜田貞吉
墓中から極めて稀に発見せらるる以外には、正倉院・三月堂・春日神社・大三島神社等の
古社寺に往々保存せられて、考古学者はこれを奈良朝頃に多く行われたものとする点にお....