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古神道
「古神道〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
古神道の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
狄の宗教じゃないか。日本には日本の宗教がある。神ながらの神道じゃ! 我輩の奉ずる
古神道じゃ!」――それは白髯の老人であった。どうやらそれは禰宜らしい。 「そうと....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
路の原|信好のように、中世否定の第一歩を宗教改革に置く意味で、神仏|混淆の排斥と
古神道の復活とを唱えるために、相携えて京都へ向かおうとしているものもある。 こ....
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
との特有に頑固な結合が、この哲学の内容の第一テーゼとなるのである。この哲学は或る
古神道的なものから出来ている。いやそれ以外に本質上哲学的なものは含まれていない。....
「旅愁」より 著者:横光利一
目だと思った。また神道でもなお悪かった。そうしてみると、日本の中にあるものでは、
古神道以外に先ず矢代には一つも見つからなかった。このようにして矢代は暇を見てはだ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
はありませんよ、日の神の恵みを本当に身に受けた行者でもなんでもありません、日本の
古神道の道を唱えた功はありましょうが、神徳を実際に身に体験した人ではないのですよ....
「古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
からないが、もとこの像は三輪山の神宮寺の本尊であって、明治維新の神仏分離の際に、
古神道の権威におされて、路傍に放棄せられるという悲運に逢った。この放逐せられた偶....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
近江輿地誌略』(享保十九年)に 高島郡産所村。(上略)夫れ諸国に産所村あるは、往
古神道盛にして、懐胎の女臨月に及びて此の産所村に入りて、産後七十五日の汚穢を除き....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
更に外国人にまで納得させる自信を得るまでは安心できないのである。一時は筧博士の「
古神道大義」という私にはむずかしい本を熱心に読んだことも記憶にあるが、遂に私は日....