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「古米〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

古米の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜の靴」より 著者:横光利一
っちから貸せでは、もうおれの米だって、いくらもないわ。新米が出たら返すというが、古米を貸して新米で返されたんじゃ、一升五合と一升二合との替えことで、話にもなるま....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
き参考品をあまり芸術家として心ないと惜しくて大事につつんで、ガラスの棚から大きい古米櫃にうつし、蚊帳でくるみました。気休めね、埋めなくちゃ何もならないのよね、本....
瘠我慢の説」より 著者:木村芥舟
辺にて厚く家人に看護の心得を諭され、その上、予が自から搗きたる精米あり、これは極古米にして味軽く滋養も多ければ、これを粥としまた鰹節を煮出して用れば大に裨益あれ....
食道楽」より 著者:村井弦斎
《のぼ》せる気味がありますからあまり新しいお米は食べない方がよし。食べるにしても古米と交ぜた方が身体《からだ》に薬《くす》りです。 総《す》べてお米を料理する....