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古美術
「古美術〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
古美術の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「街頭から見た新東京の裏面」より 著者:杉山萠円
りするものの大部分はここからはじまる東京――。 日光、京都、奈良そのほか日本の
古美術や名所古跡に感心し、ゲイシャガールに涎《よだれ》を流し、能楽《ノーダンシン....
「めでたき風景」より 著者:小出楢重
は最早や油絵芸術を骨董品と見なしているのかも知れない。そしてアメリカ人は、支那の
古美術と古画と浮世絵を以て彼らの美術館を飾ると同じ心を以てパリの近代絵画の信用あ....
「油絵新技法」より 著者:小出楢重
は最早や油絵芸術を骨董品と見なしているのかも知れない。そしてアメリカ人は、支那の
古美術と古画と浮世絵を以て彼らの美術館を飾ると同じ心を以てパリの近代絵画の信用あ....
「飛騨の顔」より 著者:坂口安吾
のである。 だからヒダには今も各時代の名匠たちの名作が残っているということは、
古美術の専門家すらも知らないのです。むろん私も知らなかった。だから私がヒダの旅に....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
せてやってきた。 川田は全作の唯一と云ってよい友人であった。銀行の副頭取だが、
古美術では人後に落ちない趣味家であった。 川田が全作を訪ねてくるのは、たいがい....
「雑文的雑文」より 著者:伊丹万作
うにこの警句もまたほぼ五十パーセントの真理を含有している。なお、そのうえに「能と
古美術と文楽と潜航艇のほかには」というような上の句を添加して用いた場合には事は一....
「茶の湯の手帳」より 著者:伊藤左千夫
あれば、某公某伯の蔵品必ず茶器が其一部を占めている位で、東洋の美術国という日本の
古美術品も其実三分の一は茶器である、 然るにも係らず、徒に茶器を骨董的に弄ぶもの....
「作画について」より 著者:上村松園
も言えるでしょう。 遊女亀遊 「遊女亀遊」は明治三十七年京都の新
古美術展覧会に出品したもので、私の二十九歳の作です。 遊女亀遊は、横浜の岩亀楼....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
と名を改め、毎月一度ずつ常会を、年に一度展覧会を開くということになって、これを観
古美術会という。そして長い間それが続いたのでありました。 会員の中には私がこれ....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
先覚者が、幕末より明治初年にかけ、日本の美術は衰退し行くにかかわらず、在来の日本
古美術は、どしどし西洋人に持って行かれ、好いものを製える人は少なくなり、日本にあ....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
屋の西村から汽船で神戸へ着き、後戻りをして奈良へ参り、奈良と京都の二ヶ所について
古美術を視察見学したのでありました。私は生まれてから江戸の土地を離れたことがない....
「画筆に生きる五十年」より 著者:上村松園
牌)「寿陽公主梅花粧」日本美術協会出品(三等銅牌) 同 三十一年 「重衡朗詠」新
古美術品展(三等銅牌)「古代上※」日本美術協会出品(三等銅牌) 同 三十二年 「....
「法隆寺再建非再建論の回顧」より 著者:喜田貞吉
で伝えているのである。 しかるに明治以降古書の研究がようやく盛んになり、ことに
古美術尊重の機運起りて学者が親しく実地につき、これを文献的史料と対照して調査を加....
「小生のあけくれ」より 著者:北大路魯山人
いてである。目に見るものは、虚飾のない自然のままの山野であり、家の中は最高に近い
古美術品である。他は、犬であり、猫である。にわとりもいる、鴨もいる。野鳥はのびの....
「茶美生活」より 著者:北大路魯山人
、いずれも半茶、半コーヒー党で、中途半端がともなって達人の境にある人々ではない。
古美術、名器名幅を庫に満している名だたる茶人にしてからがこの現実である。名器を無....