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「古義〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

古義の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
高島異誌」より 著者:国枝史郎
略して此様に書き申す」 「ははあ、文〆の略字かの。如何様、是は尤じゃ」 「何んと古義通ではござらぬかな」 「天晴古義通、古義通じゃ」 仲の宜い二人は笑い合い、....
仇討たれ戯作」より 著者:林不忘
のかなり大きな事件となった。 三馬はその性質のせいかよく※画家と喧嘩をした。阿古義《あこぎ》物では豊国と衝突して、版元|文亀堂《ぶんきどう》の扱いでやっと仲直....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
子貢問曰、何如斯可謂之土矣」という所から講じ始めた。固より朱註をば顧みない。都て古義に従って縦説横説した。抽斎は師迷庵の校刻した六朝本の如きは、何時でも毎葉毎行....
文学における今日の日本的なるもの」より 著者:宮本百合子
間の或る日「てんぼうだい」に一読者よりとしての投書でのせられていた。「前略、万葉古義を拵えることも勿論立派な仕事と思いますが、而し民衆はそういう(文化的な)もの....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
の心に適う点も少なくなかったので、その後由井等と共に研究する時には、これらの古学古義派の説をも持出して、彼らを煙に巻いた事もあった。 しかし、明教館の先生の前....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
「万葉集攷證」 檜嬬手……橘守部「万葉集檜嬬手」 緊要………橘守部「万葉集緊要」古義………鹿持雅澄「万葉集古義」 美夫君志…木村正辞「万葉集美夫君志」 註疏……....
水の女」より 著者:折口信夫
なことを示す温い常世の水の、しかも不慮の湧出を讃えて、ゆかはと言うた。「いづ」の古義は、思いがけない現出を言うようである。おなじ変若水信仰は、沖縄諸島にも伝承せ....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
十歳のときで、しばらく京の近くにいて、それから河内の弘川寺に入った。醍醐の末寺で古義真言宗の寺である。 願はくば花のもとにて春死なむその二月の望月の頃 という歌....