古諺[語句情報] »
古諺
「古諺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
古諺の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「一円本流行の害毒と其裏面談」より 著者:宮武外骨
果るべき ハヤリ物にロクなものなし 「流行物にロクなものなし」とはよくも云った
古諺である、明治時代の蘭や万年青《おもと》、兎や狆、往年の鶉など、数十円数百円に....
「赤耀館事件の真相」より 著者:海野十三
なるのでネ。ところが御覧のとおりダイヤルは受信機の下に転げこみ、所謂灯台下暗しの
古諺に彼奴はしてやられたのです。これも天罰というやつですかな。その上、拙かったこ....
「小田原陣」より 著者:菊池寛
「然る処、氏直天道の正理に背き、帝都に対して奸謀を企つ。何ぞ天罰を蒙らざらんや。
古諺に曰く、巧詐は拙誠に如かずと。所詮普天の下勅命に逆ふ輩は、早く誅伐を加へざる....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
が、往々五十に達する確かな例あるがごとしと。スコッファーン説に、スコットランドの
古諺《こげん》に、犬の命三つ合せて馬の命、それを三つ合せて人の命、それから鹿、鷲....
「何故の出兵か」より 著者:与謝野晶子
を述べようと思います。 先ず私の戦争観を述べます。「兵は凶器なり」という支那の
古諺にも、戦争を以て「正義人道を亡す暴力なり」とするトルストイの抗議にも私は無条....
「河豚食わぬ非常識」より 著者:北大路魯山人
ふぐを恐ろしがって食わぬ者は、「ふぐは食いたし命は惜しし」の
古諺に引っかかって味覚上とんだ損失をしている。その論拠の価値をきわめもせずに、う....