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「句数〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

句数の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
それが発句となり、縦のものを横に寝かせば、それがまた発句です。その軽妙なること俳句数百年間、僅かに似たる者だに見ずと、時代を飛び越した後人がいいましたけれども、....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
舞う土瓶らの茶碗酒を我々にも飲ませたが、我々はそこへ腰をかけたままで、もう火事の句数句を作る、また主人も作るという風で周囲の他の人々は呆れ顔をしていた。その頃の....
郷愁の詩人 与謝蕪村」より 著者:萩原朔太郎
に感じやすい詩人であった。したがってまた類想の句が沢山あるので、左にその代表的の句数篇を掲出する。 今日のみの春を歩いて仕舞《しまい》けり 歩行歩行《ありきあ....
俳人蕪村」より 著者:正岡子規
牡丹を詠ずるはあながち力を用いるにあらず、しかも手に随《したが》って佳句を成す。句数も二十首の多きに及ぶ。そのうち数首を挙ぐれば 牡丹散って打重なりぬ二三|片....
『鉢の子』から『其中庵』まで」より 著者:種田山頭火
物は在るところのものに成る。 句集の原稿は、緑平居で層雲から写してまとめたが、句数は僅々百数十句に過ぎなかった。これが、これだけが行乞流転七年の結晶であった。....