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叨
「叨〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
叨の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「浮雲」より 著者:二葉亭四迷
れる。から、何事につけても、己《おのれ》一人《いちにん》をのみ責めて敢《あえ》て
叨《みだ》りにお勢を尤《とが》めなかッた。が、如何に贔負眼《ひいきめ》にみても、....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
時余の尤もおそれたるは父と家に蔵する鍾馗の画像なりしとぞ。 幼なかりしころより
叨りに他人に親まず、いはゆる人みしりをせしが、親しくゆきかよへる人などにはいと打....
「三国志」より 著者:吉川英治
父子ヲ先トシ、尊卑ノコトナルハ、君臣ヲ重シトスト。 近者。――曹賊出テヨリ閣門濫
叨シ、輔佐ノ実ナク、私党結連、朝綱タチマチ敗壊ス。 勅賞|封罰ミナ朕ガ胸ニアラズ....
「山の人生」より 著者:柳田国男
徒らしい気分などは微塵もなく、ただ非凡なる怪力と強烈なる感情、極端に清浄を愛して
叨りに俗衆の近づくを憎み、ことに隠形自在にして恩讎ともに常人の意表に出でた故に、....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
える娘を育てて使ったが、それは奉公人と同じで、年頃になれば縁に付け、是にも絶対に
叨らな行儀は無かったと謂っている。 しかしこういう正式の瞽女の巡ってあるく村里....