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「只見川〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

只見川の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
我が人生観」より 著者:坂口安吾
う考えなのである。私はしかし二千年前の黄河学者ほどヤブレカブレではないのである。只見川上流の山岳地帯をダムにすることとなって尾瀬沼一帯の湿原帯が水底に沈むことと....
花咲ける石」より 著者:坂口安吾
部落に例外なく道場があって、村々の男という男がみんな剣を使ったのである。現今では只見川とか藤原とかそれぞれダムになって水の底に没し去ろうという山奥の人々がどうい....
フシギな女」より 著者:坂口安吾
らされました。 文藝春秋へ連載している安吾日本地理というものの夏のシーズンに「只見川ダム」という予定をたてておいたのである。予定をたてたときは威勢がよかったが....
雪代山女魚」より 著者:佐藤垢石
尾瀬ヶ原へは、春の訪れが遅い。尾瀬沼と尾瀬ヶ原を結ぶ沼尻川、燧岳の西を流れる只見川の岩魚は、この頃ようやく冬の眠りから覚めたくらいであろう。片品川の本流と、....
水と骨」より 著者:佐藤垢石
向いて流れるにも拘わらず、利根川の方が水温が低い。 また、越後の阿賀の川の支流只見川は会津の奥、即ちこの山脈の東端に位する燧ヶ岳の西南の谷から北方へ向いて流れ....
水の遍路」より 著者:佐藤垢石
雍の原では、山女魚を追った。筑波のみなの川では、はやを試みた。 尾瀬ヶ原から、只見川の渓谷へ入って、岩代国の岩魚を釣ったこともある。山形県の最上川も覗いた。荷....
平ヶ岳登攀記」より 著者:高頭仁兵衛
めてこの山の大体の見当が付いた、称呼をヒラガタケといって鶴ヶ岳と別物であること、只見川の支流の北又川の支流である中又川を登って、高橋農場から二夜以上の野宿をして....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
す。吉田内閣のもとにおいては、あらゆる問題が利権の対象となっておるのであります。只見川問題といい、四日市燃料廠問題といい、炭鉱住宅問題といい、一つとして利権とつ....
山の人生」より 著者:柳田国男
あります。ことに日本海へ近よった山群であります。それから北上川左岸の連山、次には只見川の上流から越後秋山へかけての一帯、東海岸は大井川の奥、次は例の吉野から熊野....