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召抱える
「召抱える〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
召抱えるの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
の御城主二万三千石の粂野美作守さまが小皿山の一件を御重役方から聞いて、貴様を是非
召抱えると云うのだが、人足頭が入るというので、貴様なら地理も能く弁えて居って適当....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
ゆる》し難き者でござると言明すると、何《ど》の家でも其者を召抱えない。若《も》し
召抱える大名が有れば其大名と前の主人とは弓箭沙汰《きゅうせんざた》になるのである....
「落語・教祖列伝」より 著者:坂口安吾
ちへ逃げているうちに、一人ずつノバされてしまった。殿様はことごとく感心して百石で
召抱える。 家老は鼻介をよんで、 「鼻介流元祖というのは威厳がないな」 「それ....
「備前天一坊」より 著者:江見水蔭
屋小屋の無いというは不自由至極。差当りこの家などは宿屋など致さずして、遊女|数多
召抱えるか、さもなくば料理仕出しの他に酌人ども大勢置いて、大浮かれに人の心を浮か....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
。 それは、かねて、岩間角兵衛から推挙している――佐々木小次郎という人間――を
召抱えるか、否か、聞きおいてあるまま、いまだに宿題として、決めかねていたことであ....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
だし、京都と柳生谷とは十里ぐらいなものだし、兵法家としても著名だったから、味方に
召抱えることは策として分るが、何でこんな境遇にあった彼が、自分の勢力も及ばない遠....
「天狗」より 著者:室生犀星
わからない赤星に盾衝く剣客がいなかったので、かれをどうかして他の藩に追い遣るか、
召抱えるかしなければならなかった。が、
召抱えるということは、性の分らないこの剣客....