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召状
「召状〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
召状の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
れた恩が有るゆえ、織江が種々周旋いたしたところから、丁度十日目に松蔭大藏の許へお
召状が到来致しましたことで、大藏|披いて見ると。 御面談|申度儀|有之候間|明十....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
んでもない人の言い草で、決してそんなことのあるべきはずがなく、たとい右のようなお
召状があっても差し出すべき品ではないと言って断わったという。ところが、山吹社中の....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
なり窓ごしに彼女の手を強く握って、 「そちにも、いろいろ世話になったが、藩からお
召状が来て、急に姫路へもどらねばならぬことになった」 「ま、それは……」 手を....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
へ報らせに行って来る」 「それには及ばぬ。今日のうち正式に、閣老から武蔵先生へお
召状がさがるはず。それを持って明日は、辰の口のお控え所まで参り、登城のおゆるしが....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
である。 目安箱のききめはあった。 それから十数日の後、松平左京之介、突然お
召状をうけて本丸へ伺候した。果たして、将軍家は、楓の間の御用|箪笥から、弦之丞の....
「三国志」より 著者:吉川英治
は大きくうなずいて、その儀は我も一日も忘れずといった。そして直ちに、劉封、孟達へ
召状を発して処断せんと言を誓うと、孔明が側にあって、 「いや、火急に
召状を発せら....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
前後して、執権加判の鎌倉下状が、新田ノ庄へも足利へも、早馬で着いた。 いずれも
召状である。「――幾日迄ニ着府ノ事」と、期日も明示されていた。 即日。 高氏....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
ておくべきかと思い直し、屈強な者をえらんですぐ持たせてやるつもりです。そこでこの
召状に、廷臣のおん名と花押がいただけますれば、書状を受ける道誉の方でも、いちばい....