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台十
「台十〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
台十の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「眉かくしの霊」より 著者:泉鏡花
肝、獣の皮というのはこれだ、と滑稽た殿様になって件の熊の皮に着座に及ぶと、すぐに
台十能へ火を入れて女中さんが上がって来て、惜し気もなく銅の大火鉢へ打ちまけたが、....
「鷭狩」より 著者:泉鏡花
けれど、」と、いや、それどころか、瓜の奈良漬。「山家ですわね。」と胡桃の砂糖煮。
台十能に火を持って来たのを、ここの火鉢と、もう一つ。……段の上り口の傍に、水屋の....
「式部小路」より 著者:泉鏡花
ツばかり揺ぶって、うつむきざまにはらはらと落涙した。 ただ、ここに赫としたのは
台十能の中である。 「二階へおいでな。」 「ええ、なに………」 「構いはしないよ....
「卵塔場の天女」より 著者:泉鏡花
来た。 すぐに分った、店口を入る、茶の室と正面の階子壇の下に、炭火の赫と起った
台十能を片手に、立っていたのがすなわち内儀で。……と見ると艶々したその櫛巻、古天....