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台笠
「台笠〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
台笠の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「天主閣の音」より 著者:国枝史郎
只の石灯籠じゃあねえ。嘘だと思うなら証拠を見せる。おおお立合い、誰でもいい、鳥渡
台笠へ障ってくんな。遠慮はいらねえ障ったり障ったり」 群集の中に職人がいたが「....
「怪異黒姫おろし」より 著者:江見水蔭
お乗物の戸を締めた。陸尺四人も立ちすくんだ。手代り四人も茫然とした。持槍、薙刀、
台笠、立傘、挟箱、用長持、引馬までが動揺して、混乱せずにはいられなかった。 そ....
「童子」より 著者:室生犀星
うど茶をのんでいたのだが、私は機械的に庭へ飛び出した。そこに石燈籠があったので、
台笠が落ちはしないかと仄白い石を見詰めていた。 「あ、恐かった。」 そういう妻....