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史科
「史科〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
史科の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「千曲川のスケッチ」より 著者:島崎藤村
れを書くことなぞまで頼まれたりする。 松林の奥 夷講の翌日、同僚の歴
史科の教師W君に誘われて、山あるきに出掛けた。W君は東京の学校出で、若い、元気の....
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
根本的区別はないし又要らないと考えていい。 自然科学でも数学でも社会科学乃至歴
史科学でも、又各種の芸術・道徳・宗教でさえも、皆自分の内に思想を持っている。思想....
「科学論」より 著者:戸坂潤
が)、凡ゆる社会階級を一様に通じては行なわれ得ない理由を有っている社会科学乃至歴
史科学に就いては、今日でもなお依然として、或いは、最近の事情の下には愈々、之と密....
「技術の哲学」より 著者:戸坂潤
疇は、単に自然科学的範疇の体系を貫くばかりではなく、之と共軛的に、社会科学乃至歴
史科学の範疇体系をも貫かなければならぬ。それは当然なことだ。併しここまで来ると技....
「イデオロギーの論理学」より 著者:戸坂潤
格の向上を計り得なければならぬのであろう。 * かくて例えばリッケルトに於て、歴
史科学は価値への関係づけを以て叙述の方法としなければならないと考えられる。一般に....
「現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
義的な――観念的・観想的・歴史観及び社会観から来ている。社会科学を個性記述的な歴
史科学に還元したり、之を了解的手段によって貫かれた表現の世界などと考えたりする、....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
識論
三 物質と模写
一
新カント学派の人達などは、自然科学や歴
史科学に就いて、その基礎づけを与えることを色々と試みて来た。彼等によれば、そうい....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
事新しく述べ立てるまでもないことだ。 で、歴史的社会が、この特有な社会科学的歴
史科学的法則=公式によって、分析されるのだとして(夫が社会科学=歴
史科学というも....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
広く学術として理解しようと思う。必ずしも自然科学に限定せず、哲学、社会科学乃至歴
史科学、又芸術理論をも之に含めると共に、特に自然科学其の他に就いては、生産技術と....
「科学的精神とは何か」より 著者:戸坂潤
はないのだが)。 文献学という科学は、云うまでもなく立派な科学である。それは歴
史科学の絶体不可欠の認識手段である。もう少し広く理解すれば、夫はアカデミー的学殖....
「最近日本の科学論」より 著者:戸坂潤
は注目したい。近代日本の科学論の歴史は勿論決して新しくはない。特に社会科学乃至歴
史科学に就いての科学論的反省は、叙述そのものにとっての日常不可欠な要点をなすので....
「現代科学教育論」より 著者:戸坂潤
ける科学的精神だ。そこに科学的精神があれば、この認識は科学になるし(社会科学・歴
史科学)、それがなければこの認識(?)は認識にもならぬ。科学であるかないかを決定....
「学校教育における図書館の利用」より 著者:佐野友三郎
法を、文法及び作文科において辞書につき同意語、動詞の変化、疑わしき慣用法等を、歴
史科においてウ州要覧につき官署、公共事業、選挙、人口等郷土に関する諸統計を、綴字....
「日本歴史の研究に於ける科学的態度」より 著者:津田左右吉
の事物とは違って情意あり思慮ある人の生活であるところにその特殊性がある。かつて歴
史科学という語が一時或る方面で流行したことがあるが、この語を用いた人々の歴史の取....
「一九三七年を送る日本」より 著者:戸坂潤
止まらず、まして又自然科学の研究の精神などに制限されるものではない。社会科学や歴
史科学にこそ、又文芸其の他にこそ、つまり一切の文化そのものにとってこそ、必要な精....