右傾[語句情報] » 右傾

「右傾〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

右傾の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
冥土行進曲」より 著者:夢野久作
法以外に方法はない……日印協会に問合わせたり、区役所を調べてまわったり、古馴染の右傾団体から手をまわしたりして万一感付かれたらカタナシになる。電話帳に本名を出し....
三月八日は女の日だ」より 著者:宮本百合子
革命分子の跋扈《ばっこ》および無智は放置すべきだろうか? タワーリシチ! 農村は右傾派がそれを理解したように都会によって搾取さるべき植民地ではない。都会の工業生....
ニッポン三週間」より 著者:宮本百合子
ところである。 外国支部の指導において国際局は、プロレタリア作家乃至その団体の右傾的偏向に対しても、左傾的偏向に対してもいわゆる二つの戦線において決死的な闘争....
ゴルフ随行記」より 著者:寺田寅彦
いやさしさたおやかさをもっているように見えた。口の悪いN君がM夫人の球を「どうも右傾だな」と云ったが間もなくN君自身の球が右傾して荒川の水にその姿を没した。夫人....
八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
である。ツイこの頃も或る雑誌で考証されていたが、こういう臆断は浪花節が好きだから右傾、小劇場の常連だから左傾と臆測するよりももっと早呑み込み過ぎる。 ....
東西相触れて」より 著者:新渡戸稲造
すべ》ての対照的文字は濫用《らんよう》され易《やす》い。近頃世間に用いらるる左傾右傾の如きもまた同じである。しかしこれらは何れも実在するものを指すのでなく、二者....
まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
のである。 それ以後は、この文化同盟と、暴行学生の中心団体たる縦横倶楽部という右傾学生の集団との間に対峙が続いて、われわれは捕まると殴られるというので普通の学....
賤民概説」より 著者:喜田貞吉
あった。しかしこれを聞いた旧仏教徒が、騒ぎ出したに無理はない。解決を暴力に訴える右傾派が起って来る。朝廷に嗷訴して禁止を強請する。それで源空も余程閉口したものと....