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右巻
「右巻〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
右巻の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「範疇としての空間に就いて」より 著者:戸坂潤
左右の区別であるが――(Kant, Prolegomena, §13)、又蔓草の
右巻きと左巻きとの区別(〔Kant, Metaphysische Anfangs....
「ねじくり博士」より 著者:幸田露伴
のだろう。ソコニハ自然の約束があるから即ち一定の有様をなして、左り巻なら左り巻、
右巻ならば
右巻でちゃんと螺旋をなして這いまわるのだ。虚空に抵抗物は少いのだが斯く....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
いるのである。そしてこの蔓の枝に雄花と雌花とが出てその花は黄色を呈している。蔓は
右巻きの褐色藤本で、そのよく成長したものは根元の太さ周囲九寸、根元から一尺五寸許....
「凍雲」より 著者:矢田津世子
来、若い仙太は、飼犬の黒をつれて、山へ行く日が続いた。 犬は、その日も、尻尾を
右巻きにして熊笹の藪に突き進んで行った。仙太は根っ子につまずいて転びそうになった....