右筆[語句情報] » 右筆

「右筆〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

右筆の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
旗奉行、御蔵奉行、御料人様衆、御小姓衆、御しょう堂様衆、御|同朋衆、御使者番、御右筆衆、御伽衆、御茶堂衆に至るまで、その数およそ五百人、座を圧して居流れていた。....
蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
る。氏郷が病死したのは文禄四年二月七日で、齢《よわい》は四十歳で有ったが、其死後右筆頭の満田長右衛門が或時氏郷の懸硯《かけすずり》を開いて、「朝鮮へ国替《くにか....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
きというものは、その道のものがしなければならない、金茶や木口の輩《やから》が、御右筆《ごゆうひつ》の下っぱのおっちょこちょいを相手に、人選をするとは怪しからん。....
天草四郎の妖術」より 著者:国枝史郎
一 天草騒動の張本人天草四郎時貞は幼名を小四郎と云いました。九州天草大矢野郷越野浦の郷士であり曾ては小西行長の右筆まで為た増田甚兵衛の第三子でありましたが何より人を驚かせたのは其珠のような容....
秀吉・家康二英雄の対南洋外交」より 著者:国枝史郎
の志を起し、武備兵糧を充実させた時であったから、天性の豪気いよいよ盛んに、直ちに右筆をして、呂宋総督マリニャス宛ての勧降の書を認ためしめ、末段に「来春、九州肥前....
天狗外伝 斬られの仙太」より 著者:三好十郎
た。小十人組、別手、御目付、御使番。御小人目付、御作事奉行、御勘定方、御顔役、御右筆、その他諸勢、甲冑に身をしめて小手|臑当《すねあて》、陣羽織、野山を埋め、え....
上野」より 著者:永井荷風
烏無数黒。歴年江樹自然深。人情湖海空迢※。客迹天涯奈滞淫。」 屋代輪池は幕府の右筆にして著名の考証家屋代大郎である。清水泊※は和学者村田春海の門人清水浜臣で、....
斬られの仙太」より 著者:三好十郎
た。小十人組、別手、御目付。御使番、御小人目付、御作事奉行、御勘定方、御顔役、御右筆、その他諸勢、甲冑に身をしめて小手|臑当《すねあて》、陣羽織、野山を埋め、え....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
て美濃に流され、後帰って出家し、東福寺に入り、仏照派の下僧となり、栗棘庵に住み、右筆となり松月庵に住んだ。で、徹書記ともよび松月庵正徹ともいう。また清巌和尚とも....