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右門
「右門〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
右門の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
そのことをお話ししておいたとおり、尋常な女では容易なことに落城いたしませんので、
右門を向こうへ回してぬれ場やいろごとを知ろうとするなら、小野小町か巴御前《ともえ....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
ございましょうが、不審に思った者はなにもあなたがたばかりではなく、本人のむっつり
右門もまた同様で、あの生首事件――前回に詳しくご紹介いたしましたあの生首事件がか....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
1 ――今回はいよいよ第九番てがらです。 それがまた妙なひっかかりで
右門がこの事件に手を染めることとなり、ひきつづいてさらに今回のごとき賛嘆すべきて....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
と気にかかっていた豊臣《とよとみ》の残党も、すでにご紹介したごとく、わがむっつり
右門によってほとんど根絶やしにされ、このうえは高砂《たかさご》のうら舟に帆をあげ....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
、それだけでもどのくらいの暑さだったかが想像がつくことと思いますが、わがむっつり
右門とて生身の人間である以上、暑いときはやっぱり人並みに暑いんだから、西日がやっ....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
1 ――今回は第八番てがらです。 それがまた因縁とでも申しますか、この八番てがらにおいても、
右門はまたまたあの同僚のあばたの敬四郎とひきつづき第三回めの功名争いをすることに....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
思議、七たたりなどと称して、あまり気味のよくないほうに縁が多いようですが、しかし
右門のこの七番てがらばかりは、いたって小気味のよい捕物《とりもの》美談ともいうべ....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
1 ――むっつり
右門第二番てがらです。 前回の南蛮幽霊騒動において、事のあらましをお話ししまし....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
でござります!」 その声をふと耳に入れたのが本編の主人公――すなわち『むっつり
右門』です。本年とってようやく二十六歳という水の出花で、まだ駆けだしの同心でこそ....
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
あるが、優しい声で言上した。 「忍術の秘訣は第一が小人数、で、私ともう一人、茣座
右門と罷り越し、引っ捉えますでございます」 「おおそうか、それは勝手だ」 辷る....
「花咲ける石」より 著者:坂口安吾
気持を起した。そして山中尚武の地、上野を選んで住んだ。上州に土着しての名を、藤井
右門太という。天保元年、勢多郡で死んだが、年百六十八という。多分に伝説的で、神話....
「怪しの館」より 著者:国枝史郎
ん。その上へ出なければなりません」 「で、お前は行かなければならない」 「弁吉、
右門次、左近を連れて……」 「そうだ、そうして、その上で、所作をしなければならな....
「犬神娘」より 著者:国枝史郎
いたしました。一行はご上人様と吉之助様と、俊斎様と私とのほかに、薩州ご藩士の北条
右門様との、この五人でございまして、三人のお方が駕籠を警護し、私だけが半町ほど先....
「稚子法師」より 著者:国枝史郎
容の君子であったので、妻子家臣の悲嘆は殆ど言語に絶したもので、征矢野孫兵衛、村上
右門、知遇を受けた此両人などは、当時の国禁を窃に破って追腹を切った程である。 ....
「娘煙術師」より 著者:国枝史郎
して、断然たる処置をとらせたり、その後ほどを経て起こったところの、山県大弐、藤井
右門の、同じような勤王事件に際して、これも将監武元に策して苛酷な辛辣な処置をとら....