司令部[語句情報] »
司令部
「司令部〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
司令部の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「将軍」より 著者:芥川竜之介
ゅう》に駐屯《ちゅうとん》していた、A騎兵旅団《きへいりょだん》の参謀は、薄暗い
司令部の一室に、二人の支那人を取り調べて居た。彼等は間牒《かんちょう》の嫌疑《け....
「軍用鮫」より 著者:海野十三
れます」 「よおし、ではそっちへゆこう」 楊《ヤン》博士は、のそりのそりと練魚
司令部へ足をはこんだ。そこは海岸の中へずっとつきだした弁天島のような小嶼《こじま....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
放送局は、時局切迫のため、陸軍省令第五七〇九号によりましてこの時間から、東京警備
司令部の手に移ることとなりました。随って既に発表しましたプログラムは、すべて中止....
「蠅」より 著者:海野十三
五話 ロボット蠅 赤軍の陣営では、軍団長イワノウィッチが本営から帰ってくると、
司令部の広間へ、急遽幕僚の参集を命じた。 「実に容易ならぬ密報をうけたのじゃ」と....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
ットライトを浴びて、舞台に現われるだろう。 十二月三日 ◯午後三時の放送は、マ
司令部が新に五十九名の「戦争犯罪人容疑者」を逮捕すべき旨、日本政府へ命令したとあ....
「二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
で見ました」 「くだらんことをいうな。ところで、われわれが今見ている敵情を、至急
司令部へ報告しなければならないが、附近に、通信兵はいないか」 「見えませんねえ。....
「地球要塞」より 著者:海野十三
貴重な暗号帳を開きながら、電鍵を叩いたのであった。 ところが、元帥のいる戦軍総
司令部は、なかなか出て来なかった。 (暗号が、違っているのかな?) 私は、暗号....
「人造人間戦車の機密」より 著者:海野十三
まで放って置けば何日何時間たっても、遂に人造人間隊でございますが、必要に応じて、
司令部より、極秘の強力電波をさっと放射いたしますと、これがたちまち戦車となります....
「火薬船」より 著者:海野十三
、パリー風の賑かな町で、フランスの東洋艦隊の根拠地でもある。 フランスの守備軍
司令部に属する警備庁の、奥まった一室では、長官アンドレ大佐以下の首脳部があつまっ....
「空中漂流一週間」より 著者:海野十三
がなくてもやれるというのですか」 戸川中尉は、この事件の前から六条少尉に分れて
司令部へ出張していたので、以来彼は会わずじまいだった。 「そうだ。俺にはまだ左腕....
「地底戦車の怪人」より 著者:海野十三
そっちの御損ですからね」 「うーむ」 「では、この地底戦車によって、閣下を、再び
司令部のあるテント村へお連れいたしましょう。永々、この地底戦車をお借りしていまし....
「空襲下の日本」より 著者:海野十三
からやってある。『東京非常変災要務規定』などいうものが、もう三年も前に、東京警備
司令部、東京憲兵隊、東京市役所、東京府庁、警視庁の協議できまっているんだからね。....
「空襲警報」より 著者:海野十三
といって、敵の飛行機が飛んでくるのを発見して、それを早く防空監視隊本部を経て防衛
司令部に知らせる役目があるが、この防空監視哨を、視力が弱い者でも立派にやれるんだ....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
一席弁じ審議引延しをすることになった。私は同法案が『政府の責任で出したものか、マ
司令部の責任で出したものか、日本の国会の審議権を守れ』と迫った。ところが『修正し....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
悩であった。 陸大卒業後、半年ばかり教育総監部に勤務した後、漢口の中支那派遣隊
司令部付となった。当時、漢口には一個大隊の日本軍が駐屯していたのである。漢口の勤....