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「司令長官〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

司令長官の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
お時儀」より 著者:芥川竜之介
動悸《どうき》などの高ぶった覚えはない。ただやはり顔馴染みの鎮守府《ちんじゅふ》司令長官や売店の猫を見た時の通り、「いるな」と考えるばかりである。しかしとにかく....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
烈に対し深厚なる敬意を表するものなり。 昭和十×年五月十三日 聯合艦隊司令長官 海軍大将男爵 大鳴門正彦 (とうとう、清二は殺られたか!) 「旦那」郵....
田原坂合戦」より 著者:菊池寛
いたのであるから、朝野の人心|恟々たるものであったであろう。 熊本城に於ては、司令長官谷干城少将以下兵二千、人夫千七百、決死して城を守る事になり、あらゆる準備....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
たろう。伝うるところによれば、利秋は陸軍少将として明治六年五月ごろまで熊本鎮台の司令長官であった。熊本鎮台は九州各藩の兵より成り、当時やや一定の法規の下にはあっ....
小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
んが外務大臣で、先方へ乗り込んで講和の談判をなさるでしょう、それから武男が艦隊の司令長官で、何十|艘という軍艦を向こうの港にならべてね……」 「それから赤坂の叔....
地球要塞」より 著者:海野十三
わしは君に力を貸してもいいと思っている。で、どうだね、これから、米艦隊の旗艦に、司令長官ピース提督を訪問してみてはどうかね」 X大使は、とんでもないことをいい....
怪塔王」より 著者:海野十三
兵曹長のもってきた怪電波のでている地点のしらべを、一切、艦隊旗艦にしらせました。司令長官はこのことを聞かれると、すぐさま勿来関へむけて、偵察機隊をむけるよう命令....
太平洋魔城」より 著者:海野十三
ケレンコ司令官は、いかめしい顔つきで、ぐっとうなずき、 「そのとおりだ。遊撃艦隊司令長官リーロフ少将だ。そうなると、君は提督だぞ。これでも君は、人をうたがうか。....
太平洋雷撃戦隊」より 著者:海野十三
に反響しました。 「次に――」艦長は語を改めました。「南太平洋に出動中の連合艦隊司令長官閣下から、本戦隊の任務について命令があったが、それを報告するに先立て、本....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
でいた」 「しかしなあ長谷部。そこのところをよく考えおかないじゃ、未来の連合艦隊司令長官というわけにはゆかないよ」 「うふ、未来の連合艦隊司令長官か、あっはっは....
若草物語」より 著者:オルコットルイーザ・メイ
にて全軍士気さかん。兵站部の処置よろし。テディ大佐指揮の国防軍その警備にあたる。司令長官ローレンス将軍は、まい日軍隊の検閲をなされ、給養係マレットは宿舎をととの....
昭和遊撃隊」より 著者:平田晋策
。 ○ 『旗風』の最期を聞いて、上海《シャンハイ》にいるわが第三艦隊司令長官木村中将は決心した。旗艦『出雲《いずも》』のマストには戦闘旗がかかげられ....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
いにその方の道徳がありかつ智恵の深いのに感服したのみならず、殊にこれを輔けて居る司令長官などはなかなか世界の事情に通じて居って、容易に人の口車に乗るような方では....
エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
一種黙許の形で迎えられていたのだった。エセックスとホワードとの召還は、ラレイへの司令長官任命の前触れである、ということも可能ではなかろうか? だが遠征そのものは....
汽船が太平洋を横断するまで」より 著者:服部之総
」と力説している。 同年、いよいよ正式に日本問題を解決すべく、米国東インド艦隊司令長官オーリックを特使に任じたときの公式対日要求条項は、五〇年以前のもっぱらな....