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司祭
「司祭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
司祭の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ルバイヤート」より 著者:小川亮作
勇士。 〃 ケイホスロウ――ケイアニイ王朝中興の英主。 74 マギイ――拝火教の
司祭。イスラム教以前のイランの宗教は拝火教であった。しかしそれはイスラム教徒にイ....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
、いくぶんか心が落ちついて来ました。彼は更に言いました。 「あなたはCという所の
司祭に就くことになったので、それを知らせに来たのです。そこの僧侶が死んだので、あ....
「わが血を追ふ人々」より 著者:坂口安吾
ゾ・メンチエダ神父によつて修道服を受け、ドン・フライ・ペトロ・デ・アルセによつて
司祭に補せられた。教会に残る彼の名はフライ・トマス・デ・サン・アウグスチノ神父と....
「家なき子」より 著者:楠山正雄
まらないと言った。それでぼうさんが代筆をして、バルブレンのはいっている慈恵病院の
司祭にあてて、手紙を出すことにした。その返事は二、三日して着いたが、バルブレンの....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
またある時は悲しそうにみえるのでした。 カトリーヌはいつもの席についていると、
司祭は二人の役僧をしたがえて、聖餐の壇にのぼるのを見ました。どの僧もみな婆さんの....
「加利福尼亜の宝島」より 著者:国枝史郎
二十一 一本足の烏に誘われ、ジョン少年が走り去ったとも知らず、
司祭バタチカンは林の中を声を上げながら探し廻った。 「ジョンよ! ジョンよ! ジ....
「俳優倫理」より 著者:岸田国士
の場合にはそれは聖職者である。つまり、日本の神道でいえば神主、キリスト教でいえば
司祭である。その聖職者、つまり、神に仕え、同時に神の代弁者であるところの聖職者と....
「決闘」より 著者:神西清
がけてクラゲの発生学の研究に来ている若い動物学者のフォン・コーレン、もう一人は、
司祭の老人が療養に出かけている間の代理にこの町へ派遣されて来た、神学校を出たばか....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
へ脱走して、マニラやマカオで更に勉強し、修道士(当時これをイルマンという)とか、
司祭(つまり神父、パードレである。これを当時バテレン“伴天連”という)に補せられ....
「親ごころ」より 著者:秋田滋
水をかけることを稼業にしている老人は、可哀そうに、死んでしまった。そこで小教区の
司祭は、車大工の不幸な身の上を知っていたので、この男をその後釜に据えた。 そこ....
「チェーホフ試論」より 著者:神西清
か。 事実チェーホフは、しばしば不愛想に黙りこんだ。なかでもシチューキンという
司祭の初対面の感想ははなはだ特徴的である。まるで当のチェーホフは留守で、誰かが代....
「レモンの花の咲く丘へ」より 著者:国枝史郎
箱に入れた土耳古石を捧げて歩む少女の一群、緑玉髄を冠に着けたる年若き騎士の一団。
司祭の頭には黄金の冠あり。……御厨の前の幕をかかぐる時、神体は見えざれども数千人....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
ふん。一体誰でも「己は神を信ずる」と
云うことが出来ると思うかい。
司祭にでも聖人にでもそんな風に問うて見るが好い。
その返事はただ問うた人を
嘲る....
「グーセフ」より 著者:神西清
や乗組員たちが、帽子を脱いで立っている。 「願わくは御名の尊まれんことを……」と
司祭がはじめる。「太初ありしごとく、現在あるごとく、常久に。」 「アメン」と三人....
「えぞおばけ列伝」より 著者:作者不詳
欲しがるといい,そこを突っこんで行けば,この連中の素姓が割れそうだ.古代の祭儀を
司祭したえらい巫者に禿頭の人がすくなくなかったという言伝えが残っており,煙草は神....