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各位
「各位〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
各位の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
頭している訳に行くものではない。そこで予は遺憾ながら、当局並びに同僚たる文武教官
各位の愛顧に反いて、とうとう大阪毎日新聞へ入社する事になった。 新聞は予に人並....
「唄立山心中一曲」より 著者:泉鏡花
い、天の咎、地の責、人の制規、いかなる制裁といえども、甘んじて覚悟して相受ける。
各位が、我ために刑を撰んで、その最も酷なのは、磔でない、獄門でない、牛裂の極刑で....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
好い気もちはしない。 めいめい紙片を渡される。 「海上の安全を期するため、船客
各位に対する重要告知」とあるから、何を措いてもあわてて読んでみる。 一 御乗船後....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
一、支那御料理特別献立 昼食壱|志八|片 夕食弐志六片 其他御尋ねに従い
各位様の御嗜好に相叶い候御料理色々御紹介|可申上候 一、すき焼開始 牛鍋 弐|....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
天空旅行の便宜のために、特に以下列記されたる個条を必ず一読あるべく、われらの乗客
各位がそれほど充分親切であらんことを乞いねがうものなり。何となれば、そはこれらの....
「不在地主」より 著者:小林多喜二
│ 金十円也 相馬殿 │ │ 右本会設立ヲ祝シ、
各位ヨリ御寄贈下サイマシ │ │ タ。 ....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
する守田勘弥の返書は、こうであった。 貴翰奉拝読候。陳者客歳六月該場開業之|砌、
各位御招待申上候御報謝として、華麗之引幕一張御恵賜被成下、御芳志之段|難有奉拝受....
「本州における蝦夷の末路」より 著者:喜田貞吉
あります。私の研究は実はまだ途中におりまして、これからさらに資料を捜索し、同好者
各位の御注意を仰いで、研究を進めて参りますうちにはまた考えがどう変って参りますか....
「近作鉢の会に一言」より 著者:北大路魯山人
責任がありますので、一層作陶に努力している次第です。 どうか世間の多くの作陶家
各位も商売敵のように思わないで、また邪魔な存在であるように考えられないで、胸襟を....
「棚田裁判長の怪死」より 著者:橘外男
、いられなかったのです。 その遺骨が殺された腰元のお高であったかどうかは、読者
各位の御判断にお任せするとして、今の私の関心は、かかってリーゼンシュトック教授一....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
とを示す証左であると思うのであります。以下、不信任案に対する賛成の理由を述べて、
各位の賛同を求めたいと思います。 第一には、第四次現吉田内閣は、独立後初めて成....
「エタ源流考」より 著者:喜田貞吉
れたる各地有志の諸君、自分の真意を諒として隔意なく調査の便を与えられた部落先進の
各位に対して敬意を表し、特に蓄蔵の豊富なる材料の借覧を許されたる碓井小三郎君の好....
「「特殊部落研究号」発行の辞」より 著者:喜田貞吉
面限りあり、本号載するところ僅かに余輩の研究の一部分を披瀝しえたるに過ぎず。同好
各位の余輩に致されたる有益なる報告も、また単にその一部分を掲載しえたるに過ぎざる....
「編輯雑感」より 著者:喜田貞吉
な次第であったが、今やともかくもこれだけのものを発行せしむるに至ったのは、同情者
各位とともに愉快に堪えぬところである。 自分は歴史家として早くから賤民の沿革に....
「特殊部落ということについて」より 著者:喜田貞吉
これに合せて、早晩前者の姉妹篇とも云うべき一つの増大号を発行し、以てこれら篤志家
各位の好意に酬いんことを予期して、しばらくこの方面に関する論説記事の掲載をなるべ....