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各国
「各国〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
各国の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ある宇宙塵の秘密」より 著者:海野十三
よ。さあ、この機会をはずさずに、火星探検のテレビジョン放送をやるから、すぐに世界
各国へアナウンスをしてくれたまえ。この分なら、火星に着くまで七、八カ月はかかるだ....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
統制主義の時代は、決して永く継続すべきものではないと確信する。今日の世界の大勢は
各国をして、その最高能率を発揮して戦争に備えるために、否が応でも、また安全性を犠....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
あろう。 原子爆弾創製の成功は、かくしてすべてを決定し、その影響は絶対である。
各国共に、早くからその完成を夢みて、狂奔、競争をやってきたのだが、遂にアメリカが....
「灰燼十万巻」より 著者:内田魯庵
利、匈牙利、葡萄牙、墨西哥、アルゼンチン、将た印度、波斯、中央亜細亜あたりまでの
各国書目を一と通り揃えていた。無論日本の分類書目的の普通目録であるが、恁ういう交....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
った。 国外では、この研究班の編成が、国内よりもずっと強くひびいたようである。
各国は争って新聞にそのことを報道し、ラジオによって解説をこころみた。そして日本な....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
鳴らしている見世物もある。すべて昨日見物に歩いたときと同じ風景だ。その間を非番の
各国人が、酒に酔って、ふらふら歩いている。 一つの街角のようなところで、張は階....
「人魚のひいさま」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
やがて夕やみがせまってくると、なん百とない色がわりのランプに火がともって、それは
各国の国旗が、風になびいているように見えました。人魚のひいさまは、その船室の窓の....
「瘠我慢の説」より 著者:石河幹明
趣は、彼の国々が従来|未開国に対するの筆法に徴して想像するに足るべし。 されば
各国公使等の挙動を窺えば、国際の礼儀法式のごとき固より眼中に置かず、動もすれば脅....
「ピストルの使い方」より 著者:泉鏡花
んだよ。――聞きたまえ、ここにこの銅像を除幕してから、ほとんど十年になる。これが
各国に知れた頃から、私は目を射る事を、遥にまた遠く心掛けた。しかし、田舎まわりの....
「岩波文庫論」より 著者:岩波茂雄
ナダにおいてはその処分に困ってこれを焚物にしているという話さえもきく。この際世界
各国人の必要とすることは、事物の根本に対する反省を新たにし、その認識を深くして、....
「鴎外博士の追憶」より 著者:内田魯庵
て博物館から報告書が発行されるようになったのは日本の博物館の一進歩である。鴎外は
各国博物館の業績に深く潜思して、就任後一、二回落合った偶然の咄のついでにも抱負の....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
教日記』と称するも、もっぱら宗教と風俗とに関したる事項のみを掲出せり。しかして、
各国の政教関係論にいたりては、他日別に編述することあるべし。 一、この書、むしろ....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
。しかるにわが国において、北半球の国情、民俗は比較的熟知せられ、かつ余も二回欧米
各国を周遊したれば、一とおりの質問に応ずることを得るも、南半球にいたりては世間そ....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
も西洋の社会道徳の体得すらも無く道徳的に最も危険なる状態にあるのではないか。世界
各国、特に兄弟たるべき東亜の諸民族からも蛇蝎の如く嫌われておるのは必ずしも彼らの....
「色盲検査表の話」より 著者:石原忍
件で六百部印刷をしてその六十部をもらい受け、更に三十部自弁して合せて九十部を世界
各国の著名の大学や眼科医へ寄贈したのであります。それが大正七年のことでした。 ....