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各界
「各界〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
各界の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「五〇年代の文学とそこにある問題」より 著者:宮本百合子
代表者たちが、文化上どのような性質をもつ存在であるかということは、渡米ラッシュの
各界代表選出にさいして、出版界だけが人選にゆき悩んでいる実状に語られている。 ....
「今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
五大政党の政策についての討論から始められ次第にテーマを拡大した。婦人代議士はじめ
各界の婦人も登場した。これも昨今は、はじめの素朴さを失った。特に供出に関する討論....
「年譜」より 著者:宮本百合子
オ、新聞の民主化に着手され、GHQの協力によって日本のラジオの民主化のために民間
各界の代表をあつめた放送委員会が組織された。その委員の一人にえらばれた。ポツダム....
「中庸」より 著者:坂口安吾
くて、自分の成功と、他人の失敗なんです。もっとも、軍人だけに限りませんや。すべて
各界に於ける最大の裏切りは、その道の者が行うのですよ。何事によらず、そうですとも....
「街はふるさと」より 著者:坂口安吾
で特に傑出しているのがルミ子というパンパンで、美貌に於ても、独自の見解に於ても、
各界の一流の女傑に比して遜色ないほど、一家をなしていらせられるです。あの子の十九....
「だいこん」より 著者:久生十蘭
ルの精神を発揮して心残りのないようにしておくほうがいいのよ。それにね共産党では、
各界千人ずつ三万六千人の〈戦争犯罪人名簿〉の第一行目にあの方の名を書いて、日比谷....
「恐怖の季節」より 著者:三好十郎
もあります。またウソだと思ったら、現代において最も代表的に高度に強烈に生きている
各界の人々に今の演劇雑誌を読ませてごらんなさい。すべてが三分もしないうちにタイク....
「西田先生のことども」より 著者:三木清
のを離れて人間として考えても、先生は当代稀に見る人物である。今日の日本において、
各界を通じて、豪い人物と感心するのは西田先生と幸田露伴先生とである、と或る友人が....
「随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
会がある。盛夏は遠慮して、わざわざ二百二十日がらみの人なき頃にやるわけだ。文壇、
各界いろんな顔が無慮六、七十名も集るので、浅間山麓の鳥類どもも顔マケの観がある。....