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合同
「合同〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
合同の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「小作人への告別」より 著者:有島武郎
この土地を諸君の頭数に分割して、諸君の私有にするという意味ではないのです。諸君が
合同してこの土地全体を共有するようにお願いするのです。誰でも少し物を考える力のあ....
「想片」より 著者:有島武郎
くことと、動くべく意志することができる。ここにおいてマルクスは「万国の労働者よ、
合同せよ」といった。唯物史観に立脚するマルクスは、そのままに放置しておいても、資....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
れる間に次第に拡張されるにしてもそれはただ非常に緩徐にしか行われなかった。種族が
合同して国家を形成する方が有利だということが分ってきた時代には事情はよほど改善さ....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
、東亜の最大能力を発揮するために諸国家は、みずから進んで国境を撤廃し、その完全な
合同を熱望し、東亜大同国家の成立即ち大日本の東亜大拡大が実現せられることは疑いな....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
ならで、新しく自分のものとなりしものは五四三一番。 十二月二十五日 ◯英と私の
合同誕生日祝にて、にぎり寿司をつくる。マグロ、イカ、タコ、シメサバ、タイラガイに....
「鳥羽伏見の戦」より 著者:菊池寛
があるので、近藤勇は憤慨して、十七日に二条を去って伏見に来て、其地の奉行所衛兵と
合同して、警備の任に就いた。 所が、以前に近藤勇の為めに、倒された転向勤王派た....
「日本脱出記」より 著者:大杉栄
パリ近郊の下院代議士補欠選挙の候補者として、未曽有の投票数で当選した。反対諸党は
合同して一人の候補者を出す筈であったのだが、この謀叛人側の前景気がばかにいいのに....
「棺桶の花嫁」より 著者:海野十三
……」 「ミチミ。僕は君に命令するよ。その話はもうおよし。それに日比谷の陸海軍の
合同軍楽隊の演奏がもう始まるころだから、もうここを出なくちゃならない。さあ、お立....
「深川女房」より 著者:小栗風葉
四 金之助の泊っているのは霊岸島の下田屋という船宿で。しかしこの船宿は、かの待
合同様な遊船宿のそれではない、清国の津々浦々から上って来る和船帆前船の品川前から....
「茶の本」より 著者:岡倉由三郎
と相いだいて、往古の盛時をしのび、大恩教主の法の光をひとしく仰ぐわれら東邦民族の
合同をも策し、東洋百年の計も語らってみたかったためであろう。古のギリシャにあこが....
「明治懐顧」より 著者:上村松園
いただくのです。これなども懐かしい思い出の一つでしょう。 春秋の二回、鈴木派の
合同(百年、松年)画会が、同じ牡丹畑で開かれました。この時には絹本に描いたりした....
「冷かされた桃割娘」より 著者:上村松園
木松年さんの塾に移りました。 この松年さんの塾とそのお父さんの百年さんの塾とが
合同で、円山公園藤棚の所にあった牡丹畑という料亭に春秋二回大会を開いて作品を公開....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
ということについては、大いに世人の注意するところである。もちろんこの強国三ヵ国が
合同してチベットを取ってしまうということは出来ない事情である。あるいは英国とネパ....
「明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
円八十銭。 ○一月、団十郎は京都花見小路の祇園館に乗込み、大阪の鴈治郎、福助らと
合同して開演。 ○二月九日、十三代目長谷川勘兵衛死す。江戸末期より明治時代にわた....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
っていた。その後、昭和五年、日本農民組合(労農党系)と全日本農民組合(日労系)が
合同して全国農民組合ができたが、私は争議部長に選ばれ、全国の小作争議をかけ回らさ....