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合式
「合式〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
合式の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
全身の細胞の意識の内容を細大洩さず反射交感して、一つの焦点を作って行くところの複
合式球体反射鏡みたようなものである。人間の脳髄が全身三十兆の細胞の一粒一粒の中を....
「木魂」より 著者:夢野久作
とでなければならぬ」 といったような論法で、生物の外見の上に現われる遺伝が、組
合式、一列式、並列式、又は等比、等差なぞいう数理的な配合によって行われているとこ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
なのですが、それは、正式に机を置き、経文を並べて読んでいるのではない、膝小僧と談
合式に、上の空で暗誦を試みているものであります。何を読み上げているのか。注意して....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
によれば、彼はただ宿屋になるためにオランダで学問をしただけのことである。そして混
合式の悪党である彼は、その変通性によって、フランドルではあるリール生まれのフラン....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
り必要であった。「だけどまあ」のひとりが、革命を意味するとともに安定を意味する混
合式のひとりが、換言すれば、明瞭に過去と未来とを両立させることによって現在を固む....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
れは、大小拵えた。ちょっと床の間などに置いても置かれるもので、どっちかといえば待
合式のもので待合の神棚とか、お茶屋の縁喜棚に飾ると似合わしいものです。 歳の市....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
大司祭
御決裁と文書の作成とを、相国としてお願申します。
帝
その寄附の
合式証書をお前作って、己の前へ持って来い。
己は喜んで署名をいたして遣す。
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