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「合札〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

合札の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
青年」より 著者:森鴎外
って、棚の方へ歩み寄った。 「何番様で」一人の男が火鉢を離れて起った。 純一は合札を出して、帽と外套とを受け取って、寒い玄関に出た。 純一は亀清の帰りに、両....
破落戸の昇天」より 著者:森鴎外
。それから黙って二階の役人の前へ届けに出た。役人はもう待っていた。押丁が預托品の合札を取り上げて、代りに小刀を渡して、あらあらしく云った。「どうもお前はこの上も....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
の荷物をあけておいてくれ。これはその広珍という中華料理店で荷物を渡してもらう時の合札だといって、ボール紙の札を杉田に渡した。その札には、白い羽と赤い鶏冠をもった....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
ばるるチーズ製造人を雇います。グリュランは日に三度組合の牛乳を受け取り、その量を合札《あいふだ》に誌《しる》します。チーズ製造の仕事が初まるのは四月の末ごろであ....