合格[語句情報] » 合格

「合格〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

合格の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
或る女」より 著者:有島武郎
んはどうなさったの」 「わたしまだ猶予中ですが検査を受けたってきっとだめです。不合格のような健康を持つと、わたし軍隊生活のできるような人がうらやましくってなりま....
生きている腸」より 著者:海野十三
うことをモットーにしているのによる。されば入学以来七年もかかっているのに、まだ不合格の課目が五つほど残っていた。 彼は、学校に出かけることは殆どなく、たいがい....
婦系図」より 著者:泉鏡花
して貰いたいと言うのである。 南無三、橋は渡った、いつの間にか、お妙は試験済の合格になった。 今は表向に縁談を申込むばかりにしたらしい。それに、自分に紹介を....
振動魔」より 著者:海野十三
は家宅捜査をさせて頂いて、振動魔の貴方が、計算せられた紙ぎれや、また柿丘氏には不合格になったと思わせた生命保険に、貴方が莫大な保険金を契約して、柿丘氏を殺したあ....
柿色の紙風船」より 著者:海野十三
た。「こいつを入れとこう」 「それは駄目です」 柿色の花びらというのは、実は不合格にすべきものだった。それは蝋紙の黄の上に、間違って桃色が二|重刷になったもの....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
橋湛山氏とに投票した。 ◯晴彦は去る九日首尾よく都立十二中(千歳中)の入学試験に合格した。英と共に心配半歳、漸く芽出度解決して、ぐったりと疲労を覚えた。 ◯原稿....
黒百合」より 著者:泉鏡花
った力松という、すなわちお雪の兄で、傍ら家計を支えながら学問をしていたが、適齢に合格して金沢の兵営に入ったのは去年の十月。 後はこの侘住居に、拓と阿雪との二人....
新学期行進曲」より 著者:海野十三
、そんなものは年代表をめくればすぐ分る。 母親 でも御存知ないのでは、入学試験に合格しませんわ。 父親 ばか、そんな無駄な暗記は意味がないよ。辮髪令の年号なんか....
虫喰い算大会」より 著者:海野十三
、最後の第三十会場までが残り少くなるのが惜しまれるようになるであろう。第一会場を合格すれば第一階選士と名乗る。が、第三十階選士となるには、とてもたいへんである。....
」より 著者:犬田卯
にやってもやりきれねえ。でもようやくあれだ、と一俵半くらいになった。そのあとに、合格米が三俵、まア、どうやら残っていっから、田植だけはこれで出来べえと思っている....
二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
し、同じ軍人志願であったからなお更深く交際した。然るに永見は首尾よく陸軍の試験に合格したが、二葉亭はその頃からの強度の近視眼のため不合格となった。(永見はその後....
二葉亭追録」より 著者:内田魯庵
。 二葉亭は児供の時は陸軍大将を理想として士官学校を志願までした。不幸にして不合格となったので、軍人を断念して外交方面へ方向を転じたが、学校が思うようにならず....
白峰の麓」より 著者:大下藤次郎
れでも皆丈夫で、医者は一人もいないが病人もない。奈良田でも湯島でも、徴兵検査に不合格は殆どないと誇っている。 牛を知らぬ、馬を知らぬ、人力車、馬車、自動車、汽....
私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
三中(今の両国高校)に入学した。このとき砂町小学校から七人三中を受け、私一人しか合格しなかったのをおぼえている。 府立三中は本所江東橋にあって、いわゆる下町の....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
の天職に従い、恐らく今日は屍を馬革に包み得ていたであろう。しかるに私は入学試験に合格した。これには友人たちも驚いて「石原は、いつ勉強したか、どうも不思議だ」とて....