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吉夢
「吉夢〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
吉夢の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
えみ》をふくみ、いわゆる「子供の寝顔」となる。かく怖《おそ》ろしき夢をむすぶも、
吉夢《きつむ》を見るのも、ともに子供にとっては(大人にしても、同じであるが)、一....
「三国志」より 著者:吉川英治
※ノ如ク 皇都ノ宏麗ニ俯シ 雲霞ノ浮動ヲ瞰ル 群材ノ来リアツマルヲ欣ンデ 飛熊ノ
吉夢ニカナイ 春風ノ和穆ヲ仰ギテ百鳥ノ悲鳴ヲ聴ク……。 ――ふいに、卓の下で、....
「三国志」より 著者:吉川英治
してしまうことができましょう」 西涼州の馬超は、ある夜、ふしぎな夢をみた。 「
吉夢だろうか。凶夢だろうか」 あくる日、八旗の将に、この夢のことをはなした。 ....
「三国志」より 著者:吉川英治
に沈みかけていたので、曹操はゆうべの夢を憶い出して、 「昨夜ふしぎな夢を見たが、
吉夢だろうか、凶夢だろうか」 と、左右の将に語っていた。 すると、夕陽の光線....
「三国志」より 著者:吉川英治
餌を争い喰っているそんな夢を見たのである。朝になって、賈※は笑って、 「馬の夢は
吉夢ではありませんか。ですから、馬の夢を見ると、民間では、お祝いをするくらいです....
「三国志」より 著者:吉川英治
っていた。けれどちょうど午頃ぶらりと訪ねてきた友達の行軍司馬|趙直が、 「それは
吉夢じゃないか。気にするに当らんどころか、祝ってもいいさ」 と云ってくれたので....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
ていた。あらかたは、聖慮を酌んでいたのである。――が、畏んで、 「お夢は、まさに
吉夢と申すものでございましょう」 と、まず藤房が答え、つづいて公敏や忠顕らも、....