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「吉屋信子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

吉屋信子の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
喝采」より 著者:太宰治
の、六百部刷って創刊号、三十部くらい売れたであろうか。もすこし売りたく、二号には吉屋信子の原稿もらって、私、末代までの恥辱、逢《あ》う人、逢う人に笑われるなどの....
おのずから低きに」より 著者:宮本百合子
い作家との区別は、ひとにも自分にもはっきりしているところがあったと思う。だから、吉屋信子さんが『大毎』『東日』に連載小説をかくようになったとき、それを通俗作家と....
婦人と文学」より 著者:宮本百合子
鞜』はその経営の困難をまざまざと語って表紙には何の絵もなく発刊された。寄稿の中に吉屋信子の稚拙な詩があるのも面白く、更に注意をひかれることは、此号に初めて、山川....
商売は道によってかしこし」より 著者:宮本百合子
・大衆小説はその先頭に立った。原稿紙に香水を匂わせるという優にやさしい堤千代も、吉屋信子も、林芙美子も、女の作家ながらその方面の活躍では目ざましかった。 この....
戦争と婦人作家」より 著者:宮本百合子
日になってみると侵略戦争に反対したモチーフをもっている作品は、例外的にわずかで、吉屋信子、林芙美子そのほかほとんどすべての婦人作家が、むしろ戦争に協力した悲惨な....
女性の生活態度」より 著者:宮本百合子
を語っていると思います。 何時ぞや映画の若い女優さんの座談会があって、そこでは吉屋信子さんが司会していらしたのですが、若し好きな人が出来て、その人が貧乏だった....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
女《ウメ》(卯《ウ》年の女の子だからの由)という名。中野卯女。この卯女という名は吉屋信子の「家庭日記」という小説の主人公の名だそうで、稲ちゃんもアラーと云ったの....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
な文筆家みんな入れ、山川菊栄から小寺菊まで)その会のとき、皆投票して、円地文子と吉屋信子とを新しい代表にして、やはり幹事には自分が止っているという方策をあみ出し....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
現実であり、大正九年の大暴落にしろそうですものね。私が家を建てないと云うと云って吉屋信子が笑ったそうだが、私なんかには少くとも経済上のそういう持続性は信じられな....
落合町山川記」より 著者:林芙美子
もてた。 落合川をへだてた丘の下落合には、片岡鉄兵《かたおかてっぺい》さんや、吉屋信子《よしやのぶこ》さんが住んでいた。鉄兵さんにはよく中井の駅の通りで会った....
生活」より 著者:林芙美子
って九拾円、平均百五拾円あったら、ナムアミダブツと月の瀬を越すことが出来る。 「吉屋信子《よしやのぶこ》さんの税金は下手な実業家以上です」と、税務所のお役人が云....
文学的自叙伝」より 著者:林芙美子
》りました。女学校は小さい図書室を持っていて、『奥の細道』とか、『八犬伝』とか、吉屋信子《よしやのぶこ》女史の『屋根裏の二処女』とか云った本が置いてありました。....
可能性の文学」より 著者:織田作之助
うと、そりゃそうでしょうね、やはり脚色しないと小説にはならないでしょう、しかし、吉屋信子なんか男の経験があるんでしょうな、なかなかきわどい所まで書いていますから....
日記」より 著者:宮本百合子
章世界』の増刊をよんで見ると、種々な感に打たれる。今までとまるで違った顔ぶれで、吉屋信子氏丈がもう投書家の域を脱した様な体裁で、「赤き世紀の人々」を出して居た。....
日記」より 著者:宮本百合子
とを受けて、独特の面白みあり、年の違い、性格の違いが興深く感ぜられる。『朝日』の吉屋信子氏のはどうしたのか。 十二月十五日(木曜) 昼過より工合悪く、到頭床に....