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「吉水院〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

吉水院の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
、甚しく乏しい量で、後ダイゴ天皇の御製に、枕の下に水くぐる音、とあるが、なるほど吉水院の門前の家には竹のトヨで山腹から清水をひいてチョロ/\流れているのを現に用....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
くない物悲しい笛の音だろう。笛を吹いているのは六名のお爺さんであった。 吉野の吉水院に後醍醐天皇御愛用のコマ笛があったが、それは色々と飾りのついた笛で、第一木....
私本太平記」より 著者:吉川英治
か。 吉野に開かれた南朝の政府は、さしあたって、後醍醐のおはいりになった山上の吉水院をあてて、そのまま、 吉野朝廷 としていた。 そこは、蔵王堂の供僧坊....