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吉野拾遺
「吉野拾遺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
吉野拾遺の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「四条畷の戦」より 著者:菊池寛
囲気が、此の少年を、亡父の義挙を継ぐべき情熱へと駆り立てて行ったのであろう。 『
吉野拾遺』に、正行が淫乱な師直の手から弁内侍を救ったと云う有名な話がある。 「正....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
繞《まと》うと夢みたまいし段に似、長摩納が王を殺さんとして果さなんだところは、『
吉野拾遺』、宇野熊王が楠正儀《くすのきまさのり》を討ち果せなんだ話に類す。而《し....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
のは前記の脚本二種などが嚆矢であろう。学海居士は川尻宝岑と合作で、そのほかにも「
吉野拾遺名歌誉」「豊臣太閤裂封冊」「拾遺後日連枝楠」などの史劇を公けにして、その....
「明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
月七日、依田学海死す、七十七歳。明治二十年前後には演劇改良に尽力し、自作の戯曲「
吉野拾遺名歌誉」「政党美談淑女操」など数種あり。 ○四月、中村吉蔵監督のもとに、....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
として、朕の意から出たことはない」と。 なにしろ、ひどい待遇であったらしい。「
吉野拾遺」によると、黒木の御所の荒壁もあさましいばかりな上に、茨やからたちの木を....