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「同国〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

同国の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
高野聖」より 著者:泉鏡花
ょう》であったそうな。 三 「今にもう一人ここへ来て寝るそうじゃが、お前様と同国じゃの、若狭の者で塗物《ぬりもの》の旅商人《たびあきんど》。いやこの男なぞは....
国貞えがく」より 著者:泉鏡花
|貴下《きか》、御心安《おこころやす》かれ、受取人の立田織次《たつたおりじ》も、同国《おなじくに》の平民である。 さて、局の石段を下りると、広々とした四辻《よ....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
得た。当時この発見が現われるべき時機が熟し切っていたと思われるのは、ニュートンの同国人が四人までもほとんど彼に近いところまで漕ぎ付けていたことからも想像される。....
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
揮するために諸国家は、みずから進んで国境を撤廃し、その完全な合同を熱望し、東亜大同国家の成立即ち大日本の東亜大拡大が実現せられることは疑いない。特に日本人が「よ....
眉かくしの霊」より 著者:泉鏡花
「旦那さん、――この人は、家が伊那だもんでございますから。」 「はあ、勝頼様と同国ですな。」 「まあ、勝頼様は、こんな男ぶりじゃありませんが。」 「当り前よ。....
自叙伝」より 著者:大杉栄
が、喧嘩で中央幼年学校を退校させられて、僕の下宿にたよって来た。田中は北川大尉と同国の伊勢だった。で、田中のおやじさんは心配して北川大尉を訪ねた。 「大杉と一緒....
日本脱出記」より 著者:大杉栄
はりつけてある。両親の生年月日までもはいっている。そしてそれにフランス人が二人と同国人が二人保証人に立っている。 このカルト・ディダンティテを貰うのに一週間ほ....
地球要塞」より 著者:海野十三
その場で逮捕せられたが、彼等は将軍の民族強圧に反対するアラビア人であった。今後、同国内におけるこの種の示威運動は、活溌になるであろうと識者は見ている” “――汎....
大空魔艦」より 著者:海野十三
さん。ぼ、僕は日本人ですよ、空魔艦に攫われた者ですよ。空魔艦を恨んでも、どうして同国人である隊長さんなどに恨みをもちましょう」 「ごま化してはいけない。じゃあ聞....
甲州郡内妖怪事件取り調べ報告」より 著者:井上円了
思惟し、まず杉本氏につきて同女の履歴をたずねしに、彼女はその名を「とく」といい、同国都留郡小形山の産にして、早く父をうしない母の手に育てられしが、十一歳のときよ....
妖怪学」より 著者:井上円了
置の場所に招くの意をあらわすものなり。余、先年、豆州にありて聞くところによるに、同国下田港近辺は日本全国中最初に流行し、当時その地にありては毎夜諸方に相会して、....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
位する巨刹なり。すなわち、イタリア国ローマにあるサンピエトロ寺をもって第一とし、同国ミラノにあるものを第二とし、そのつぎはこの寺なり。その堂内の前後の長さは五百....
西航日録」より 著者:井上円了
、余もやや辟易せり。河口氏はチベットの僧服を着し、純然たるチベットラマの風あり。同国人のこの地にあるもの、みな氏を見て合掌の礼を行う。その中には舌を出だすものあ....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
三十一日、晴れ。暑気大いに加わる。午後三時、スペイン港ラ・コルニャに着岸す。同国屈指の海港なり。人口四万余、新旧両市街より成る。家屋は三階、四階にして、欧州....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
五六年開戦に決して八月下旬ザクセンに進入、十月中旬頃ザクセン軍主力を降服せしめ、同国の領有を確実にした。 ロ、一七五七年 敵国側の団結は予想以上に鞏固で一七....