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同地
「同地〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
同地の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
四〇年にトラキア(Thrakien)のアブデラ(Abdera)に生れ長寿を保って
同地で死んだ。巨額の財産を相続したのを修学のための旅行に使用した。そして、彼自身....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
だが、オット・ブレーメルという、いかにもウエストファリア人らしい鋭感的な少年が、
同地にあるドミニク僧団の附属学園に入学したのだ。ところが、そのボネーベ式の拱貫が....
「鬼仏洞事件」より 著者:海野十三
財団に向けて、厳重なる抗議文を発した。 “わが政府は、○○の治安を確立するため、
同地に、警察力を常置せんとするものである。之につき、わが警察力は実力をもって、第....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
り、油壺の南岸、浜磯の仮寓でさびしく帰幽したらしいのであります。それかあらぬか、
同地の神明社内には現に小桜神社(通称若宮様)という小社が遺って居り、今尚お里人の....
「土俗玩具の話」より 著者:淡島寒月
して味方の軍勢を援けたという伝説に依って作られたもので、これが今日|子育馬として
同地方に伝わったものである。日向の鶉車というのは朝鮮の一帰化人が一百歳の高齢に達....
「甲州郡内妖怪事件取り調べ報告」より 著者:井上円了
し再び上野原に帰りて、その地の有志者に対し哲学館拡張の趣旨を演説せり。しかるに、
同地の有志者はなお一日の滞留を請われ、予もまた翌日再び大目村に至りて、かの怪声を....
「妖怪玄談」より 著者:井上円了
り。その破船の件に関して、アメリカ人中久しくその地に滞在せしものありて、この法を
同地の人民に伝えたりという。そのとき、アメリカ人は英語をもってその名を呼びたるも....
「奥羽地方のシシ踊りと鹿供養」より 著者:喜田貞吉
たのを、大正十一年今上陛下のまだ皇太子殿下にましました際、この地に行啓あり、当時
同地出身のお歴々の斡旋で、古式を尋ねてこれを台覧に供し奉り、爾来また行われる事に....
「オシラ神に関する二三の臆説」より 著者:喜田貞吉
う。他の一つは羽前東田川郡立谷沢村大字木ノ沢の、長南助右衛門氏方のオクナイ様で、
同地の斎藤重作君が撮影して贈られたものである。余輩は大正十二年七月五日に、右斎藤....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
る人の喜べるかな
神戸港頭の袂別
七月十二日にシンガポールに到着しました。
同地の扶桑館という宿屋に着いて十五日に日本領事館へ尋ねて行きました。その時分の領....
「西航日録」より 著者:井上円了
たり、合掌して余の前に捧げり。その状、あたかも仏に供養するがごとし。 二十日、
同地植物園を一覧し、市場を遊歩し、当時この地に隠棲せる康有為君を訪う。余、拙作一....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
せしに、同号がロンドン着を急ぐために、喜望峰の停船をわずかに五時間に限りたれば、
同地の見物すらも十分できざりしは遺憾なりとす。ただし、南アフリカは豪州と大同小異....
「春雪の出羽路の三日」より 著者:喜田貞吉
官の有吉君から言って来られた。これ幸いとさきに御厄介になった庄内の阿部正己君に、
同地方遺蹟踏査の御相談に及ぶと、このころはまだ雪が深くてとても駄目だとのお返事だ....
「遠州地方の足洗」より 著者:喜田貞吉
いるかを知りたく、かねて調査の機会を求めていながら、未だ着手に及ばなかった折柄、
同地方の或る篤志家から、最も有益なる、かつ最も愉快なる左の如き完全融和の事実の通....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
重要性を強調し、英国はインドの不安を抑え、豪州防衛のために戦略的側面陣地価値ある
同地を、近く要塞化すべきを断じたのであったが、この後、間もなく実現したので、当時....