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同士打ち
「同士打ち〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
同士打ちの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「丹下左膳」より 著者:林不忘
どの大事とは思わなかった。 「たいせつの御用だ。喧嘩はひかえろッ、ひかえろッ!」
同士打ちと思ったのです。 二、三人の若侍を引き連れて、砂をまき上げてしんがりの....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
し尽す事猫どころでないという(『増補万宝全書』巻六十)。露人もかくのごとく油虫を
同士打ちで死に尽さしめ、さてその全滅を歎き悲しむ表意に、親族が死んだ時のごとく髪....
「娘煙術師」より 著者:国枝史郎
物の音を貫いて、すさまじいまでに聞こえて来る。いったいどうしたというのであろう?
同士打ち喧嘩をはじめたのであろうか? いやいやそれはそうではなかった。彼らの群れ....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
んはあなたを信じて、争わずに、縛めをうけたのではありませんか」 「これはしたり、
同士打ちか」 「無慈悲ですっ。……わたしは、今のようなことをあなたがいうと、あな....
「三国志」より 著者:吉川英治
か」と、訊ねた。 孔明は、うしろから即答した。 「凶血が煙っています。おそらく
同士打ちを起しているのでしょう。しかし、入るべからずです。道をかえて江陵(湖北省....