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「同字〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

同字の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
明らかにした。 「そうじゃないか熊城君、有名なランジイの言葉に、秘密記法の最終は同字整理にあり――というのがあるからね。そこで、その同字整理を|紋章のない石に試....
十二支考」より 著者:南方熊楠
、また右の方にも生え立ちし角見え申し候と見ゆ。『梅村載筆』に、義堂の詩三句ながら同字を蹈む事日本で始めなり、その詩は、〈馬頭角を生ずるはまた難きにあらず、山上に....
十二支考」より 著者:南方熊楠
《みこう》以て一物と為す、それ訛《あやま》り伝えて、猿字を用いて総名と為す、※猿同字〉と。誠にさようだがこの誤り『和名抄』に始まらず。『日本紀』既に猿田彦、猿女....
詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
うなってくると「韻文」の語義が益々《ますます》不可解になる。 ** 詩と韻文とが同字義ならば、散文詩という語は何の意味か。散文(詩でないもの)と詩(韻文)とが、....
若い婦人のための書棚」より 著者:宮本百合子
うな程度まで進んだ理解でそこを描くであろうかと期待される。 日本は中国とは同文同字の国といわれ、地理的にも近いのに、たった一人のバックのような作家が生れなかっ....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
ふどき》』の「高野山之部」に出ている蛇柳の記は次の如くである。 ※柳は蛇と同字でヘビである] 息処石の南大河南岸に洲あり古柳蟠低して異風奇態あり夫木集に....
随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
とも書いてある。新聞小説のうえでは、どうも憲法という文字が、現代人には、政治上の同字にひびいておかしいから、僕は拳法のほうを用いている。けれど、拳法もまた、ほか....