同文[語句情報] »
同文
「同文〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
同文の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「虚構の春」より 著者:太宰治
とにしている。一緒に依頼した共通の友人、菊地千秋君にも、その他の諸君にも、みんな
同文のものを書いただけだ。君にだけ特別個人的に書けばよかったのであろうが、そうい....
「乱世」より 著者:菊池寛
成瀬|隼人正様 次いで、同月十八日、官軍の先鋒が鈴鹿を越えたという報をきくと、
同文の嘆願書を隣藩亀山藩へ送った。 二十一日、鎮撫使から御汰沙の手控えが、亀山....
「支倉事件」より 著者:甲賀三郎
一年九月二十三日 「秋季御機嫌を伺う。 (この分前掲暑中御機嫌を伺う。以下と全く
同文) 大正十一年十月二十三日 「ニセ牧師 君方小刀細工やらずに、マトモに出る....
「惜別」より 著者:太宰治
化、と私は考えたい。何も私たちのこまかいおせっかいなど要らぬ事です。数年前、東亜
同文会の発会式が、東京の万世倶楽部で挙げられて、これは私も人から聞いた話ですが、....
「日本脱出記」より 著者:大杉栄
が、実はその時すでに、日本政府からドイツの大使館に僕の捜索命令が来て、そしてその
同文電報がドイツの大使館からさらにヨーロッパ各国の大使館や公使館に来ていたのだそ....
「イデオロギー概論」より 著者:戸坂潤
の点に就いての多少細かい説明を拙稿「自然科学とイデオロギー」(『知識社会学』――
同文館)【本全集第三巻所収】で与えた。 物理学に於ける決定論と不決定論との対立....
「新たな世界主義」より 著者:豊島与志雄
た力を持つとは思えない。儒教も仏教も、実際的には既に中国でも日本でも死んでいる。
同文同種などということも、もはや信頼の根拠とはならない。そして近代文化については....
「「峠」という字」より 著者:中里介山
なければならぬ。右の新国字の数と種とは、今正確に分類出来ないけれども、新井白石の
同文通巻によれば「峠」の如きも、当《まさ》にその時代に造らしめられた国字の一つに....
「赤げっと 支那あちこち」より 著者:国枝史郎
がら日本婦人のキモノより欧米婦人のコートの方が引っ立って見えるということや、東亜
同文書院を僕達一行が訪問し、その帰途、海防路迄来ると、そこで支那労働者達が道端へ....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
何の役にも立たない空理空文である。欧洲列強間の利害は各々|相扞格していても、根が
同文同種同宗教の兄弟国だから、率となれば平時の葛藤を忘れて共通の敵たる異人種異宗....
「東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
うであります。研究者の連絡を図るということが大切であるのは申すまでもないが、殊に
同文同調の国風として進むために、意義深い仏教研究に資する事業を助勢するということ....
「十九の秋」より 著者:永井荷風
近年新聞紙の報道するところについて見るに、東亜の風雲はますます急となり、日支
同文の邦家《ほうか》も善鄰の誼《よ》しみを訂《さだ》めている遑《いとま》がなくな....
「エタ源流考」より 著者:喜田貞吉
吉兵衛 歳四十六 此者祖父吉兵衛義、(以下
同文略)(中略) 一、壱家 助三郎 歳三十....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
が寄せられた『土佐算所大夫文書』の中に、 。 と説明を加えたところがあり、また
同文書中に藩主より諸給人中宛ての免に関する文書二通を収めて、 、忠義公之御書も算....
「私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
に流れた。上海で、通称“神戸の小母さん”という女顔役の世話にもなった。上海で東亜
同文書院の向かいの中華そば屋に雇われ、当時名声をはせた島貫兵太夫のチベット入りの....