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同行二人
「同行二人〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
同行二人の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「二十世紀旗手」より 著者:太宰治
と呟《つぶや》いて、きれいさっぱり諦める。それこそは、世の中。
参唱
同行二人
巡礼しようと、なんど真剣に考えたか知れぬ。ひとり旅して、菅笠《すげ....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
いがさ》が二つ、何かのなぞのごとくにかかっているのです。 坂東三十三カ所巡礼、
同行二人と、あまりじょうずでない字でかいて、笠は二つともにまだ一度もかぶったこと....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
でダニみたいな男で、ズルズルべったりにつれになってしまった。 妙な組みあわせの
同行二人。 今この程ヶ谷の夜の町。 ふと唄いだした与吉の、伊賀の暴れん坊の歌....
「敵討札所の霊験」より 著者:三遊亭円朝
て、足を噛わぬ様に何うか五足|拵えて呉れえとか、菅の笠を買うて来て、法達に頼んで
同行二人と書いて呉れえとか、それから白の脚半も拵え笈摺も拵えたから、何でも西国巡....
「一九二九年一月――二月」より 著者:宮本百合子
ろふき大根。湯豆腐。 特徴ある随筆の筆者斎藤茂吉氏は覊旅蕨という小品を与えた。
同行二人谷譲次氏は新世界巡礼の途についた。そして Mem タニが女性の適応性によ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
して黒い羽織に菅笠をかぶり、もう一人は挟箱《はさみばこ》に酒樽をつけて後につづく
同行二人……あれはと盲人にたずねると、その盲人、前と同じく耳を傾けながら、同行二....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
ぶらるたるへ、マルセイユへ、ころんぼへ、上海へ、やがて、神戸へ! 朝は、私たち
同行二人の巡礼を、すっかり「家を思い出して帰ろうとしている放浪者」の、すこしは殊....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
ている。下関へ、ハルビンへ、莫斯科へ、伯林へ、やがてロンドンへ。 朝は、私たち
同行二人の巡礼をすっかり国際的な漂泊人のこころもちのなかに発見するであろう。 ....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
大きな荷物をしょいこんだ形でほとほと閉口《へいこう》してしまった。
無言のまま
同行二人。
真夜中の白沢。
氏家《うじいえ》。
喜連川《きつれがわ》――喜....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
君にも行ける限りは行かせたいと思い、遠くへの旅行は毎年春秋二回、古参者から順々に
同行二人を一組として、十日の休暇と旅費を給し、九州あるいは北海道と、それぞれ好み....
「私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
れより遠くの旅行はちょっとむずかしいので、毎年春秋二回、古参者から始めて順々に、
同行二人を一組とし、十日の休暇と旅費を給して、九州あるいは北海道と、出来るだけ遠....
「子規居士と余」より 著者:高浜虚子
士が菅笠に認めくれたる送別の句、 馬で行け和田塩尻の五月雨 子規 余はそれに
同行二人、行雲、流水と書き添えて、まず軽井沢まで汽車に乗り、そこから仲山道、木曾....
「白花の朝顔」より 著者:泉鏡花
いて隙ですから、そこいら、御案内をしようというのですが、どうかすると、神社仏閣、
同行二人の形になりかねませんよ。) (巡礼結構。
同行二人なら野宿でもかまいません....