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「同説〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

同説の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
牛肉と馬鈴薯」より 著者:国木田独歩
を飲んで、勝手な熱を吹き合う、腹が減《すい》たら牛肉を食う……」 「ヒヤヒヤ僕も同説だ、忠君愛国だってなんだって牛肉と両立しないことはない、それが両立しないとい....
坊っちゃん」より 著者:夏目漱石
と弱い事を云った。左隣の漢学は穏便説《おんびんせつ》に賛成と云った。歴史も教頭と同説だと云った。忌々《いまいま》しい、大抵のものは赤シャツ党だ。こんな連中が寄り....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
、稲日野の景色が佳いので、立去り難いという気持の句だと解釈した先輩(契沖以下殆ど同説)の説が多い。併しこの場合にはそれは感服し難い説で、そうなれば歌がまずくなっ....
学者安心論」より 著者:福沢諭吉
、その進の方法を論じたるものならん。これをたとえば、飢たる時に物を喰《くら》うは同説なれども、一方は早く喰わんといい、一方は徐々に喰わんというが如し。双方ともに....
二葉亭余談」より 著者:内田魯庵
といえば必ず左というのが常癖で、結局同じ結論に達した場合「むむ、そうか、それなら同説だ、」といったもんだ。初めから同じ結論に達するのが解っていても故意に反対に立....