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名に聞
「名に聞〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
名に聞の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「国貞えがく」より 著者:泉鏡花
町端《まちはずれ》まで、小児《こども》の時には行《ゆ》かなかったので、唯《ただ》
名に聞いた、五月晴《さつきばれ》の空も、暗い、その山。 三 その....
「星あかり」より 著者:泉鏡花
橋が一架、並の小さなのだけれども、滑川に架ったのだの、長谷の行合橋だのと、おなじ
名に聞えた乱橋というのである。 この上で又た立停って前途を見ながら、由井ヶ浜ま....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
《つくえりゅうのすけ》の邸宅であります。 机の家は相馬《そうま》の系統を引き、
名に聞えた家柄であるが、それよりもいま世間に知られているのは、門を入ると左手に、....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
清洲というものを知り抜いている。土地そのものとしては、未《いま》だ未踏の地だが、
名に聞いているというよりも、元亀天正以来の歴史と伝記の本で暗《そら》んじきってい....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
の間に、たしかに確めたのです。が今となっては路頭を転ずることができない。いっそ、
名に聞いたまま足を入れていない北国の名都、越前の福井に見参してから、その上で、あ....
「沼夫人」より 著者:泉鏡花
に藍を累ねて、日なく月なく星もなく、倒に沼の中心に影が澄んで、そこにこそ、蒼沼の
名に聞ゆる威厳をこそ備えたれ。何となく涸れて荒びて、主やあらん、その、主の留守の....
「武蔵野」より 著者:山田美妙
も原ばかりじゃ。和主などはまだ知りなさるまいが、それあすこのかたそぎ、のうあれが
名に聞ゆる明神じゃ。その、また、北東には浜成たちの観世音があるが、ここからは草で....