名を得る[語句情報] » 名を得る

「名を得る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

名を得るの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
量の水を混じている。しかも大抵はたまり水を。 言行一致 言行一致の美名を得る為にはまず自己弁護に長じなければならぬ。 方便 一人を欺かぬ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
石竜子、また山竜子、山石間に生ず、能く雹《ひょう》を吐き雨を祈るべし、故に竜子の名を得る、陰陽折易の義あり、易字は象形、『周易』の名けだしこれに取るか、形蛇に似....
惜別」より 著者:太宰治
智を増すことは史乗に如かず、人を誡むるは格言に如かず、富を致すは工商に如かず、功名を得るは卒業の券に如かざるなり。ただ世に文章ありて人すなわち以て具足するに幾し....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
おいても、パリーの下水道はなお神秘な場所であった。およそ泥土《でいど》は決して令名を得るものではないけれども、当時はその悪名が恐怖を起こさせるほどに高かった。パ....
江戸芸術論」より 著者:永井荷風
術を完成し、その佳麗《かれい》なるが故を以《もっ》て吾妻錦絵《あずまにしきえ》の名を得るに至れり。春信|出《い》でて後、錦絵は天明《てんめい》寛政《かんせい》に....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
法を説かざる羊僧である点においては同一であらねばならぬ。そしてそれが同じく声聞の名を得るにあえて異議はなかるべきである。 しかし僧兵のことはしばらく別問題とし....