名人戦[語句情報] » 名人戦

「名人戦〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

名人戦の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ヤミ論語」より 著者:坂口安吾
いか。 実力第一の呉清源をはぶいて、手合を争ったところで仕方がない。呉を加えて名人戦をやるべし。名人位を中国に持ってかれてもよいではないか。 他の異国のスポ....
わが思想の息吹」より 著者:坂口安吾
ょうど、そういうさなかの六月六日ふと思いたって、握り飯をぶらさげて、木村塚田将棋名人戦の最終回を見物にでかけた。 木村名人が名人位を転落するまことに何か最も充....
将棋の鬼」より 著者:坂口安吾
った。 急戦か、持久戦か、という岐れ目のところで、木村二時間余考える。木村塚田名人戦の第七回戦、つまり木村が名人位から転落した最終戦で、急戦持久戦、この岐れ目....
本困坊・呉清源十番碁観戦記」より 著者:坂口安吾
て、たべる。 世紀の対局は、閑静な庭の緑につゝまれた二階である。 実質的に、名人戦である。呉氏が勝つや、囲碁第一人者は、中国へうつる。これが日本の棋界は怖く....
碁にも名人戦つくれ」より 著者:坂口安吾
は頂点だった。当時の将棋は木村と金子が争っていたが、人気はなかった。近ごろの将棋名人戦のすごい人気に比べて碁の方は忘れ去られた淋しさである。 将棋の人気はいう....
わが精神の周囲」より 著者:坂口安吾
った。 この春の退院後は、もはや覚醒剤もアドルムも飲むまいと思っていたが、将棋名人戦の観戦をキッカケに、覚醒剤をのんでしまった。これとても私自身の意志したこと....
戦後新人論」より 著者:坂口安吾
ようなバカらしさで、本因坊戦などゝいう一家名の争いを最上の行事として、実力第一の名人戦をひらいて、全世界に覇者をもとめるだけの識見もないのである。他のスポーツや....
巷談師」より 著者:坂口安吾
えがない。だから、よろず勝負ごと、顧客のもとめに応じて好みのものを観戦する。将棋名人戦、本因坊戦、スポーツ万端、よろず、やる。 私は将棋の駒の動き方を知ってる....
九段」より 著者:坂口安吾
は碁の旅館であるが、何であれ大手合や勝負師が好きな旅館で、朝日へ手をまわして将棋名人戦もここでやった。私は見に行かなかったからハッキリ記憶がないが、木村大山が二....