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名字帯刀
「名字帯刀〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
名字帯刀の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
ゃねえ。江戸大奥お出入り、お手当米二百石、後藤《ごとう》縫之介《ぬいのすけ》と、
名字帯刀までお許しの呉服師だ。位が違います、お仕立ても違いますと、世間へ自慢にあ....
「塩原多助一代記」より 著者:三遊亭円朝
日休む処が極って居ります。それは四つ目の藤野屋杢左衞門と申してお駕籠御用達しで、
名字帯刀御免の分限でござります。其の藤野屋の裏手の板塀に差掛け葮簀張を出す聾婆さ....
「ある恋の話」より 著者:菊池寛
私の妻の祖母は――と云って、もう三四年前に死んだ人ですが――蔵前の札差で、
名字帯刀御免で可なり幅を利かせた山長――略さないで云えば、山城屋長兵衛の一人娘で....
「斬られの仙太」より 著者:三好十郎
。他の一人は、一本刀素足草鞋、年配の博徒だが、身なりにも態度にも普通の博徒でなく
名字帯刀御免の郷士あがりの者らしい点が一見してわかる甚伍左) 仙太 お願えでご....