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「名将〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

名将の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
となったことと考えられます。かくてドイツが南下するや、仏軍は遂に抵抗の実力なく、名将ペタン将軍を首相としてドイツに降伏しました。 このように考えますと、今次の....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
の呂蒙の築いたものである。河をはさんで、両岸に二つの祠がある。 その一つは唐の名将|郭子儀の祠である。郭子儀がどうしてこんな所に祀られているのか判らない。他の....
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
入営の送迎に旗を立ててゆく我が国風とは、あまりに相違しているではないか。いかなる名将勇士でも、国民の後援がなければ思うようの働きは出来ない。その国民がこの如くに....
地底戦車の怪人」より 著者:海野十三
、止めようもない。 投獄 リント少将は、さすがに、南極へ派遣されるほどの名将だけあって、早くも、わけを察した。 少将は、幕僚の参謀たちをふりかえり、 ....
栃の実」より 著者:泉鏡花
それには一週間ばかり以来、郵便物が通ずると言うのを聞くさえ、雁の初だよりで、古の名将、また英雄が、涙に、誉に、屍を埋め、名を残した、あの、山また山、また山の山路....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
のすぐれた部下を率いているのだ」 日頃から、われこそ、大英帝国の名誉を傷つけぬ名将と、自負しているリット少将としては、この無念さは、無理からぬことであった。 ....
潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
指揮下にある、潜航艇に乗り込んでしまった。あの人は、墺太利の、いや欧羅巴きっての名将なんだ。鬼神、海神といわれる――いつかウインに、記念像を持つのは、この人以外....
秋の筑波山」より 著者:大町桂月
、本城は太田三楽に取られたり。 太田三楽は、太田道灌の曾孫也。智仁勇を兼ねたる名将として鳴りとゞろきたる英雄なるが、其一生は失敗の歴史也。豊臣秀吉小田原征伐の....
「生活」+「戦争」+「競技」÷0=能」より 著者:癋見鈍太郎
でなければならぬ。更にその中で、毅然として勝敗の外に立ちつつ、全局を支配して行く名将の心境(というものがあるとすれば)、それこそ正に舞曲を以て天命の所作と心得て....
八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
からでも毫も混錯しないで、一々個々の筋道を分けておのおの結末を着けたのは、例えば名将の隊伍を整えて軍を収むるが如くである。第九輯巻四十九以下は全篇の結末を着ける....
孟母断機」より 著者:上村松園
息軒先生のご名言のごとく、賢母の子に愚なものはひとりもないのである。 昔から名将の母、偉大なる政治家の母、衆にすぐれた偉人の母に、ひとりとして賢母でない方は....
河伯令嬢」より 著者:泉鏡花
った。 膝を極めて、――起身の娘に肩を貸す、この意気、紺絣も緋縅で、神のごとき名将には、勿体ないようですが、北の方を引抱えた勢は可かった、が、いかに思っても、....
卵塔場の天女」より 著者:泉鏡花
台へ立っては、早い話が、出来ないまでも、神と現じ仏と顕れ、夜叉、鬼神ともなれば、名将、勇士、天人の舞も姿も見しょうとする。……遊女、白拍子はまだしも、畏多いが歌....
仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
習だけの張合いのないものと心得、身を入れなければ、いくらやっても実になりません。名将の言葉に「戦争は演習の延長だ」というのがあります。 日本曹洞宗の開祖、道元....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
殲滅戦略への変化は欧州大戦の変化とともに軍事上最も興味深い研究なるべしと信じ、両名将の研究に要する若干の図書を買い集めたのであった。 明治の末から大正の初めに....