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「名帳〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

名帳の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
三人の相馬大作」より 著者:直木三十五
いえる侍も居る。矢張り、道は、同志のあるものだ) と、感じた。そして 「門人連名帳へ署名血判なされ」 というと同時に、若者は 「御免」 と、いって、脇差か....
不尽の高根」より 著者:小島烏水
を切り離されているから、山中の室としてのさびが、心ゆくばかり味わわれる。主人は署名帳を出して、私に物書けというから、三、四行したためた。私は登山すべく、あまりに....
十二支考」より 著者:南方熊楠
新撰字鏡』に、蝮を乃豆知《のづち》と訓《よ》んだ。ほとんど同時に出来た『延喜式神名帳』、加賀に野蛟神社《のづちのやしろ》二所あり。『古事記伝』に拠れば、ノヅチは....
桐生通信」より 著者:坂口安吾
主のミコトの神社だ。八坂神社ならスサノオのミコトである。この美和神社は平安朝の神名帳にも記載のあるユイショある神社であった。そこで私はチリメンのおそろいをきてい....
シェイクスピアの郷里」より 著者:野上豊一郎
余地がなくなったので、署名希望者は誕生日に来て別に一シリング出せば、壁の代りに記名帳に署名させることになってるそうだ。だが、金を出して帳面に記入するのでは、落書....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
のヒダの神様にはなかなか位をやらなくて貞観九年にはじめて従五位下をやり、延喜式神名帳では、ヒダは全部でたった八ツの神で、それも全部小ですよ。大社というのが一ツも....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
るのであろう。 社務所の一室で、私たちは持参のお弁当をひらいた。参拝の人々の記名帳をひらくと、阿佐ヶ谷文士一行が来ておって太宰治の署名もあったが、呆れたことに....
」より 著者:坂口安吾
★ この山中に昔から里人の信仰あつい神社がある。今は県社であるが、大昔の神名帳では大社になっているそうで、この辺の豪族だった国ツ神を祭ったものではないかと....
奥州における御館藤原氏」より 著者:喜田貞吉
延喜の「神祇式」には斯波郡内の官社一社が載せられてあるが、これはおそらく古い「神名帳」のままを収録したもので(「延喜神名帳』は他にも往時のまま改めざる証少からず....
国栖の名義」より 著者:喜田貞吉
じて同義となせる如し。続紀『天平神護元年、名草郡大領紀直国栖』と云ふは、紀伊国神名帳『名草郡正一位紀氏栗栖大神』と相因む所あらん、云々。 とある。自分は本居翁と....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
さだめし諸国の武者修行が訪れているに違いない。そして、門を叩いた者の名を載せた芳名帳を備えているかも知れない。――そのうちにはもしかしたら自分の探し歩いている―....
山の人生」より 著者:柳田国男
新旧二種族の精神生活は、もはや名残なく融合したものと認められます。『延喜式』の神名帳には、国魂郡魂という類の、神名から明らかに国神に属すと知らるる神々を多く包容....