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名張
「名張〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
名張の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「間諜座事件」より 著者:海野十三
点されてはいけない。実はその間諜一味は××人なのである。本来ならば「丸木花作事本
名張学霖は……」といった風に書くのが本当なのであるが、それを一々書くのが、煩しい....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
てみると、 「さればさ……」 案内の坊さんは少しく首をひねり、 「当今、伊賀の
名張《なばり》に下石《おろし》というのがある、これに宝蔵院流正統が伝わっていると....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
」に応接せしめている。 ○ 吾背子はいづく行くらむ奥つ藻の
名張の山を今日か越ゆらむ 〔巻一・四三〕 当麻麿の妻 当麻真人麿の妻が夫の旅に....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
とする小さな国であります。「伊賀傘」はその上野が中心で名を広め、用いる紙は多く「
名張半紙」であります。
名張といっても丈六や柏原がその産地として知られます。しかし....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
まだ四十七、八といったところ。 それから程なく。 この奇異な旅法師は、伊賀の
名張から大和へ出る唯一の山街道を初瀬川にそって、長谷寺の麓へ出ていた。 六月の....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
いたのは四月半ば頃で、その間に彼は、 「ちょっと、お門を通りましたから」 と、
名張街道に沿う小馬田の服部家の門に姿を見せている。 だが、うさんな旅法師とでも....