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名所案内
「名所案内〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
名所案内の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「恐怖の口笛」より 著者:海野十三
血児の出没しそうなところはないかと思ったので、秋晴の停留場の前に立っている土地の
名所案内をズラリと眺めまわしたが、そこで目に留ったのは、「玉川ゴルフ場」という文....
「工場細胞」より 著者:小林多喜二
ワイシャツを着て、それにネクタイをしめた。――Y駅のプラットフォームにある「近郊
名所案内」には「H・S工場、――約十八町」と書かれている。 Y市は港町の関係上....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
》むずかしいことを言っているが、何かい、酒を一杯飲ませてくれて、五十貰えば八景の
名所案内をしてくれるとでもいうのかい」 「さん候《ぞうろう》、何《いず》れもの旦....
「娘煙術師」より 著者:国枝史郎
「それから順々に東海道を、打って下って来たんですね。もう結構よくわかりました。
名所案内のお話はいずれゆっくり伺うとして、おい鴫丸さん、聞きたいことがある! こ....
「勧善懲悪」より 著者:織田作之助
案内してやる……と、寄って行く。そして、市中をガラガラ引き廻しながら、あやしげな
名所案内の説明をやり、宿屋へ送りこむと、名所の説明代は一ヵ所五銭だ、六十ヵ所説明....
「日記」より 著者:宮本百合子
のは面白い。 八月二十二日(火曜) なかなか涼しく、ひとえ一枚では肌さむい位。
名所案内のようなものに実朝の歌をよみ愛を覚えた。よい歌のよみてであった。 那須....
「日和下駄」より 著者:永井荷風
都市において更に深く「自然」の恵みに感謝せねばならぬ。 第九 崖 数ある江戸
名所案内記中その最も古い方に属する『紫《むらさき》の一本《ひともと》』や『江戸惣....
「随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
今ちゃん(日出海氏)が銀座から深夜帰る途中、きっと車から降りて小便する所です」と
名所案内みたいなことをいう。そこで、小生も車を降りてどんなものかとこころみる。六....