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名演
「名演〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
名演の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「初冬の日記から」より 著者:寺田寅彦
それでせっかくこんなに子供のように笑ったあとで、それから後のプログラムの名優達の
名演技を見て緊張し感嘆し疲労するのは、少なくも今日の弛緩の半日の終曲には適しない....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
助に扮装して、舞踏会場へかけこんだ。雲助だから汗をかいて駈けつける、真にせまった
名演技と云いたいが、当人はそれどころじゃない。 というのは、来客にも失礼だが、....
「稽古場にて」より 著者:岸田国士
も感嘆の叫びをあげた。言葉はわからぬながら、カチャロフの男爵をはじめ、名優たちの
名演技は、まことに神品の名にそむかぬものであった。事の序に、フランスで作った映画....
「だいこん」より 著者:久生十蘭
うなだらしのないものではない。いつだったかコレージュ・ド・フランスでデュアメルが
名演説をしたとき、アベル・ボナールが感激してデュアメルを抱擁した。ボナールは講壇....
「音楽界の迷信」より 著者:兼常清佐
素人くさい、一番悪い打ち方の音も本質的には別に何の変りもない。 ニッポン当代の
名演奏家、第一流のピアニスト、イグチは、どんなタッチの技巧をもってしても、ピアノ....
「レコード蒐集」より 著者:兼常清佐
ュード』のレコードを聞いて、コルトーのピアノのタッチは非常にきれいで、この演奏は
名演奏であるというようなものです。 私はそういう話を聞くと、いろいろ不思議に思....