名田[語句情報] » 名田

「名田〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

名田の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
素戔嗚尊」より 著者:芥川竜之介
早速|巫女《みこ》に命じて、神々の心を尋ねさせた。すると意外にも、ここにいる、櫛名田姫《くしなだひめ》と云う一人娘を、高志《こし》の大蛇《おろち》の犠《いけにえ....
古事記物語」より 著者:鈴木三重吉
申します神の子で、足名椎と申します者でございます。妻の名は手名椎、この娘の名は櫛名田媛と申します」とお答えいたしました。 命は、 「それで三人ともどうして泣い....
霧陰伊香保湯煙」より 著者:三遊亭円朝
これを借り、葮簀張の掛茶店を出し、片傍へ草履草鞋を吊して商い、村上松五郎は八木八名田辺へ参っては天下御禁制の賭博を致してぶら/\暮して居ります。茂之助は三八郎の....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
圃三千石の夜の色がいっそう濃くなって、国分寺|伽藍《がらん》の甍《いらか》も、大名田、花里の村々もすっかり闇に包まれてしまい、二人の姿も、もう闇のうちには認める....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
皇命 前の続きで、中皇命の御歌の第三首である。野島は紀伊の日高郡日高川の下流に名田村大字野島があり、阿胡根の浦はその海岸である。珠は美しい貝又は小石。中には真....
間人考」より 著者:喜田貞吉
変らずその下に蹂躪せられた。勿論その中には自ら荒地を開墾して所謂|名負地すなわち名田を所有し、或いはそれを買収し、或いはそれを横領して、所謂|名主となり、間人の....