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「名相〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

名相の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
し。 これに反し、流失せし旧社殿跡地の周囲に群生せる老大樹林こそ、古え、聖帝、名相、忠臣、勇士、貴嬪《きひん》、歌仙が、心を澄ましてその下に敬神の実を挙げられ....
護持院原の敵討」より 著者:森鴎外
小太郎に大目附が陪席して申渡をした。 「女性なれば別して御賞美あり、三右衛門の家名相続|被仰附、宛行十四人|扶持被下置、追て相応の者|婿養子可被仰附、又近日|中....
菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
の山の中へまいりましても喰うだけの事は出来ます、お前は此処に止まって聟を取り、家名相続をせんければならんから、拙者一人で往きます」 清「ま、お待ちなせえ……そん....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
仰せ付けられ、六日夜浦賀表へ御出立にこれあり候。 さて、このたびの異国船、国名相尋ね候ところ、北アメリカと申すところ。大船四|艘着船。もっとも船の中より、朝....
三人の相馬大作」より 著者:直木三十五
は、腕組をして俯いた。 「相馬大作が一人でないことは、南部まで行かんと判らん。大名相手の大仕事を、一人や二人で出来るものかを考えずとも、判りそうなものじゃ」 ....
丹下左膳」より 著者:林不忘
……そこで今日にでも拙者が、亡き先生のお跡目になおり、この道場をいただくという流名相続の披露をいたしたいものでござるが」 予定の計画ですから、お蓮様はいまさら....
丹下左膳」より 著者:林不忘
まだやってくる。 お向うの林念寺の坊さんなどは、訳を知らないから、柳生様では大名相手のお開帳《かいちょう》でもはじめたのかと、おどろいている。 竹田は、その....
安吾武者修業」より 著者:坂口安吾
何かの理由があって、念流の開祖念和尚の家に伝わっていたのかも知れない。念和尚は俗名相馬四郎義元と云い、奥州相馬の棟梁だったというから、この巻物を伝えるような何か....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
ないカモ七のようなバカな能ナシが好きと見えて、カモ七が十九、オタツが十七の年に両名相談の上、オタツはカモ七の親のところへ、カモ七はオタツの親のところへ二人の結婚....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
、名手芭蕉先生の大眼力がどういう情報を提供して功をたてたのかね。たぶん田舎の小大名相手の小競合いや火事ドロ的合戦の時の話であろう。 仙台市の物産は仙台ミソと仙....
妖怪学」より 著者:井上円了
に加わればたやすく回転するというも、この理なり。 先年、豆州下田港にて、巡査数名相集まりてこれを試むるにその回転を見ず、さらに他の信仰者一名これに加わりて試み....
妖怪玄談」より 著者:井上円了
様のものにて、近ごろ当府下にて流行の景況を見るに、書生輩の下宿屋に休日の晩には数名相会し、種々さまざまのことを問いかけて一夕の遊戯となし、市中にては往々、歌舞音....